バラの会さんのブログ
相場上昇をけん引する海外投資家
外国人投資家が日本株を大量買い
相場上昇をけん引する海外投資家
海外投資家は先週(11月11日~15日)、日本株を大量に買い越し、日経平均で1000円を超える大幅高をけん引したことがわかった。
財務省が発表した「対外・対内証券売買状況」によると。海外投資家は先週、日本株を1兆2949億円買い越した。これは週間統計としては、過去2番目に大きな規模。さらに注目されるのは先物の売買動向だ。日経平均先物と東証株価指数(TOPIX)先物を合計すると、海外投資は先週、5479億円を買い越した。つまり現物株と先物をあわせて、海外投資家は1兆7199億円を買い越した計算になる。専門家によると、「過去に記憶がない規模」だという。
通常なら、現物株を大幅に買い越した場合、先物市場ではヘッジ売りを出す場合が多いが、海外投資家はいつになく日本株に強気になっていることがわかる。背景には堅調な企業業績がある。また、日経平均225銘柄の14年3月期予想に基づく株価収益率(PER)は15倍台と、米国のS&P500種の16倍台と比べればまだ割安感がある。ただしあまりにも急速な上昇に対して、「短期投資家による反対売買で、株価が大きく調整する可能性も否定できない」と警戒する声もある。