今週は何度も書いてきたように、わかりやすい上昇相場でドル円は2ヶ月ぶりの1ドル=100円と久々に大台に突入しました(´∀`∩)↑age↑
この要因として大きいのは、先週末からの株高。今週もNYダウは連日の史上最高値を更新し、その流れが日本株にも影響を与えて、日経平均は半年ぶりの15,000円台に突入しました。全体的にリスクオンムードで、株高を見ながら円安が進み、その円安を見ながら株高へ・・・といった好循環でした。
そして、株高を生み出す原動力となったのがイエレン次期FRB議長の公聴会で、事前にハト派(金融緩和継続)的な草案が公表されたことや、実際の公聴会の質疑応答でもよほどの回復がない限りは緩和を継続する姿勢を強調するなどしたことを株式市場は好感したようです(嬉〃∀〃)ゞ
先月のISMや雇用統計を見る限りでは、米政府機関一部閉鎖にも関わらず企業のセンチメントが強いということもあって、経済への回復期待+緩和継続といった株価にとってこの上ない環境が構築されつつあるというのが大きく、先週はあまりの強さに消化不良気味だった雇用統計も、今週に入ってようやく材料となり、さらにイエレンの緩和継続姿勢が加わったという形でしょうか。
そんなわけで、海外ファンド勢の積極的な買いが株にもドルにも入っているというわかりやすい状況が出来上がって、今週の上昇相場となりました。
さて、そして来週ですが、基本路線でいえばやはり上昇相場を予想するしかないでしょう。勢いもかなりありますし、週の序盤から反転するというシナリオは考えにくいかなといったところです。
この風向きが変わるとしたら、20日に予定されている(米)FOMC議事録公表でしょう。やはり目先のポイントとして、QE(量的緩和)縮小がいつになるかということがありますので、ここでの内容により早期緩和縮小観測が持ち上がってくるようだと値動きはかなり怪しくなってきそうですのでどうなるか注目です(`・ω・´)
11月11日~11月15日の週。ドル円相場は1ドル=98.92~100.43円
今週の総括:経済回復+金融緩和とこの上ない環境に
11日の東京市場は、1ドル=98.90~99.20円台で全体的にやや軟調気味な値動きとなった。週明けの早朝は前週末のNYダウが最高値を更新したことなどから、やや上窓スタート。そして東京序盤は日経平均が大きく上昇して始まったことから、取引開始直後に高値圏まで上昇したが、その後は株価とともに伸び悩み。また午後からは、株価が上げ幅を圧縮したことや、本邦輸出企業からのドル売りなどに押されてジリジリと値を下げる展開。
海外市場は、1ドル=98.90~99.20円台での値動きとなった。欧州市場では、欧州株の堅調な推移からユーロが買い戻されて、それにつられる形でドル・円もジリジリと上昇し高値圏まで上値を伸ばした。NY市場では、アメリカが祝日(ベテランズデー)だったため為替市場は休場(´っд・。)ゥト(´σд-。)ゥト(´-ε-`)オヤスミ で全体的に調整的な値動きとなった。ただし、株式市場は開場となり、NYダウは堅調な動きを見せて2営業日連続で最高値を更新。要因としては、前週末の(米)10月雇用統計の強い結果などが指摘されていた。