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日経平均とボラティリティ

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添付したグラフは今年1月から11/11までの日経平均とボラティリティ(HVとIV)の動きを表したものである。ヒストリカルボラティリティ(HV)は期間20日の計算値、IVは日経が毎日発表しているデータである。これを見るとそれなりに面白いことが見えてくる。

 

5/22までの上昇相場ではボラティリティは比較的低い位置に留まっているが、5/23以降の下落相場では急上昇している。HVは単に終値の収益率[(今日の株価-昨日の株価)÷昨日の株価] の20日間のばらつき(標準偏差)を年換算(240の平方根を掛ける)したものだから、上昇相場は日々の上下動が少なくスムーズに変化するのに対し下落相場では日々の上下動が激しいということを示している。オプション市場により決定されるIVは当然HVに連動しているが、下落時に大きくなるので恐怖指数ともいわれるわけである。株のスィングトレードでは上昇相場の方が利益が出やすいと感じているが、この上下動の違いが原因の一つではないかと思う。これに対応するのは買い仕込みから入るサイクル(上昇時)のルールと売り仕込み(下落時)のルールは違ったものにする必要があるのかもしれない。

 

ボラティリティは日経平均の変動の結果を示すものなので、この指標で日経平均の今後を予測する手助けになることを期待することはできないだろうと思うけれど、オプション取引にはすごく重要な意味がある。私の好きなショートストラングル(売りの組み合わせ)はボラティリティが下落しているときしかもIVの方がHVよりも高いときが最適である。ここ2か月くらいはそのような状況にあったといえる。しかし、今はボラティリティは最も普通の20くらいで横ばいになってきている。横ばいのうちはまだいいが、上昇に転じてきたら休むのがベストである。



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