ゆきママさんのブログ
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本日発表のFOMCについて、ポイントや展望・予想などまとめ
いよいよ本日の27:00(午前3:00)から、(米)FOMC・金融政策発表が行われます。昨日予告しておいたとおり、今日は詳しく解説していきたいと思います。なんだか遅くなってしまってごめんなさい(;´∀`)
まずはおさらいとして前回のFOMCを振り返ってみると、前回はQE(量的緩和)縮小開始という歴史的な一歩を踏み出すかと思われましたが、バーナンキFRB議長は「経済が改善している確証を得るために、もう少し様子を見る」ということで先送りしたため、次回の(米)9月雇用統計に注目が集まっていました。
そして、10月は予算が成立せず政府機関の一部閉鎖(シャットダウン)から発表が2週間以上の遅れとなり、結果はご存知のとおりで失業率こそ低下したものの、雇用者数が予想を大きく下回る最悪の結果となってしまいました。もちろん、シャットダウンによる経済への影響も避けられない情勢です。
というわけで、弱い9月の雇用統計に加えてアメリカのゴタゴタによる経済へのダメージがあることを考えると、今回のFOMCでは具体的な政策変更はなく、QE縮小も先送り、またフォワード・ガイダンスの修正も来年のFRB新議長就任後になるとのことで、なしなし尽くしの現状維持が見込まれています。
そこで、いったい何がテーマとなりうるかといえば、今後の金融政策の先行き見通しということになるでしょう。ここ最近の市場では、縮小開始は来年3月以降という大幅な先送り観測が、ここ最近の市場ではコンセンサスとなりつつあります。
これは大幅な先送りとなるわけですが、FOMC側としては正式にこのような発表をしていないわけで、今回のFOMCで年内のQE縮小を見送るといったことを示唆する文言があるかどうかに注目が集まっています。
従って今回のテーマとしては、声明文の中から今後の金融政策見通しがどうなるかといった部分を読み取っていくということになります。まずはこれが大きなポイントとなるでしょう(`・ω・´)
テーマやポイントを理解したところで、値動きとしてどうなるかといった核心的な部分について考えていくと、結局は声明がタカ派(緩和縮小派)となるかハト派(緩和継続派)といった、微妙な内容を市場がどう読み取っていくかということになるため、かなり難しいです(;´∀`)
ただ、ゆきママの個人的な予想で言えば、慎重なバーナンキのことですから、いったん決めた方向性を大きく変更してくる可能性は低いのかなという気がします。
一体どういう事かというと、現在の市場は来年3月以降のQE縮小開始を見込んでいますが、今回のFOMCで果たしてそこまで踏み込んだ変更があるかどうかはかなり疑問ということです。
これまでの経緯を考えれば、やはり今後の経済指標(主に雇用)の結果次第ということで、年内に縮小する含みを残した内容になる可能性が高いと思うので、となるとドル買い要因になり得るのではないかという気がします。これがゆきママが本命視している展望といったところです。
しかしながら、もちろん早々に緩和縮小の先送りを示唆する様な、思いっきりハト派的な内容となった場合はドル売り要因となります。
その他には、現在のアメリカ経済に対する認識などを見ていくことになり、景気判断に下方修正などが加えられた場合には、QEの長期化を見込むため、このパターンもドル売り要因となるでしょう。
大体こんなところでしょうかね。個人的にはややドル高を見込んでいましたが、市場もそれを警戒してかドルを買い戻す動きが昨日から強まってきたので、年内の縮小観測を残しつつ、景気判断についても強気な見方という内容にならなければ、結局はドル安という感じもしてきました・・・(∀`;ゞ)
情勢はかなり微妙なんですよね。いずれにせよ、QE縮小が開始されるといったありえないサプライズとならなければ一方的な値動きは期待できず、値動きは限定的になってくると思うので、今回はスルーでいいのかなと・・・。何より夜中の3時というトレードをする時間には厳しい時間帯ですし、英語が読めないと難しいといった面もありますし・・・。
さらにライブでトレードする場合には、株価の動きといった面も考慮しなければならないので、かなり難しいというか上級者向けのイベントなので、今回はポイントを抑えつつ、材料が出揃ってからトレードしても遅くはないと思います。
そしてここからは昨日今日のドル・円相場について振り返っていくと、昨日の海外市場は1ドル=97.40~98.20円台で堅調な値動きとなりました。欧州市場では、ドルの買戻しが優勢となりました。特に材料のない中での強めの動きで、実需筋主導のドル買いといった面もあった模様。
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