funt-mys4さんのブログ
なぜ今円高になるのか、米国金融緩和縮小の先送りってか。
少し前のロイターニュースから。
8月貿易収支(原数値)の予想中央値は1兆1008億円程度の赤字となった
(前年同月は7684億円の赤字)。
輸入の伸びが輸出の伸びを上回り1兆円台の大幅な赤字が見込まれている。
赤字となれば、14カ月連続。輸入増の背景では燃料輸入の高止まりや国内生産の回復に伴う原料品輸入の増加などが見込まれている。
円高が続くと株価は下落する現状が自然に受け入れられているが、今回の円高は不自然だねー。
日本は上記ニュースの通り、貿易赤字が1兆円以上に見込まれるし、しかも赤字国債を1000兆円抱える、まことにブラックな国ですよ。
なのに円が買われるのに疑問を覚えるのは私だけか? しかも、金融緩和で2倍のマネタリーベースを目指す。
財務省は危機感を世界中にばら撒いているのにもかかわらず、円高は収まらない。
ビックマック指数で計算すると、日本の為替は130円/ドルでもおかしくないのだ。
と言うことは、外から見ると日本は非常に健全な経済で、米ドルを抱えるより安心できるらしい。
米国は、経済指標が思うほど回復基調にないと事が暴露され、半ば投売り状態なのでしょうか。
米国債はFRBに買い支えられ低金利を維持されていて、一般投資家には魅力がないので、
仕方なく株式市場で何でも買われて、NYダウジョーンズは妙に上昇している感じだ。
そこで日本市場にとばっちりが来る。なんか株価が高止まりしていて上昇要素がなさそうなので、とりあえず売って現金にし、ヘッジでGOLDに手を出しているところもありそうだ。
いくらお金を刷るといっても、ただでくれるわけもなく、借りて運用すれば利息が付くので、足が速い。しかもレバレッジを利かせた水ぶくれマネーは、通常では考えられないほど乱暴な動きで、ボラティリティーが高いのも最近の特徴だ。
結局、日本の株式市場はまだ安定期になく、乱高下を繰り返して収まるのを待つしかないでしょうか。
とにかく、早く戦国乱戦期を脱して、今春のような方向性の有る上昇期になることを期待しています。