安倍晋三首相は21日午後の衆議院予算委員会で、経済の好循環を実現するために鍵となる賃金の状況について、先の政労使協議で賃上げに前向きな発言があったとし、今までになかった大きな変化だと評価した。
大串博志委員(民主)の質問に答えた。
安倍首相は先の政労使協議で、米倉弘昌経団連会長やトヨタの豊田章男社長から賃上げに前向きな趣旨の発言があったとし、こうした動きについて「普通は考えられない。日本型のアプローチと言っていいだろう。問題意識を共有し、その方向にそれぞれができることを実行していく。その機運が今、生まれつつある」と語った。