影さんのブログ
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拙者の回想 [4] ストップ安の恐怖
2006年10月、それは含み損を抱えたある銘柄をナンピン買いした日の夕刻のこと、その会社が業績下方修正を発表した。
(な、なんとっ!、これは寄りで損切りせねば…株数が増えたので、たぶん4万円くらいの損失か…痛いが、致し方ない。)
拙者の懸念通り、翌朝の板は一斉に売り気配。9時、当然寄る気配なし。9時15分、売り板が多すぎてまるで寄らない。9時半、なんだか売り板が増えてる。10時、状況変わらず売り一色、気配値は下がる一方…
(ひょえ~~~……拙者心の声)
不安になった拙者は、ストップ安で売れた場合の損失を計算してみた。
(約8万円超。むむむ…どうする。)
ところが事態はそれでは収まらなかった。その銘柄は東証一部の自動車部品メーカーで業界大手ながら、地味な社風のせいか出来高があまり多くなく、一旦売り気配になると流動性が低い。あとから思うに、この時は大口が売り崩しにかかったようでござる。
午後になり、とうとうストップ安張り付きとなった。こうなるとあとは祈るしかない。そう、比例配分でござる。しかし、売り注文が多すぎたのか、結局その日は約定しなかった。
翌日、やはりすぐには寄らず。気配値はまだ下がっている。この時点で含み損は約12万円。拙者は迷った末、売り注文を取り消した。長期戦覚悟である。
その日やっと値がついたが、戻る気配なくずるずる…3日目も下がり続け、とうとう含み損が20万円を超えた。
(どうする…このまま下がり続けるのか…いや、それほど酷い業績ではないはずだ。いくらなんでも売られすぎでござろう。)
案の定、3日目の午後から値を戻してきた。ここで100株(1単元)、清水の舞台から飛び降りる想いで、思い切ってナンピン買いを入れた。
それから約1か月、下がっては買い、上がっては売り、の繰り返し…最初は約定するたび損失だったが、徐々に利益に変わっていった。自己満足だろうが、損失が減っていくのが嬉しかった。終わってみれば、最終的な損失は約8万円。
そう、初日の比例配分で約定してれば、こんな苦労はしなくて良かった。当初の拙者判断は間違っていなかったのに、市場は拙者に試練を与えたようである。
その銘柄とは、今でも時折付き合っている。細かく計算していないが、あの時の損失はそろそろ取り戻せたと思う。(意外と執念深い性格かも…)
まさに「授業料」を払ったものの、良い勉強をさせて頂いた一件でござりました。
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良い経験をしましたね。
金額が大きくなると余計にがっくりしますが、その後が目を見張る活躍です。
リカバリーできる力はすごいです。
来週もその力が要りそうな気配です。
ヤフーあぶなし。MSに交渉打切られる。
大変でしたね。。。
手間が、すごいような~
よく言われる方がいるけど、損した株さんで取り戻すって
感覚、うさには、無いんですよね。。。
どちらかというと、かかわりたくないって気になるかなぁ。。
う~んっ* 影さん、タフな性格なのね!
いえいえ、元々は身から出た錆。お褒め頂くような話ではござりませぬ。当時は信用口座もなく、買い向かうしか手がなかったわけで…
今週は、このまま様子見か、買い転換するか決断の時かと存じまする。個人的には少し調整入って頂かないと、過熱し過ぎが怖いような…
拙者、決してタフではなくて、単純にこの銘柄が好きなようでござる。実際、これ以外にも実は話にならないくらい損失を出した銘柄があり、それはもう見るのも嫌で「出入り禁止」となっておりまする(笑)
株には相性があるようで、うさこさま判断が正しいかと存じまする。
ほんとに“すごいな~”の一言に尽きます。
“株には相性がある”という意見に自分も賛成です^^
ひとつの株で何度も儲けさせていただいてる気がする。
(儲けといっても少しですが・・・)
ご来訪賜り深謝申し上げまする。
やはり慣れた株を売り買いする方が、その銘柄のクセと申すか、出来高やローソクから危ない兆候を察知できるように思いまする。
少しの儲けと仰るなかれ。ちりも積もれば山。積み重ねが大切かと存じまする。
拙者、変な忍者ではござるが、もし気が向いたらまたぜひ遊びにいらして下され。
今日は暑い一日でした。
この調子で行くと夏物衣料が売れて、ビールやれいか関係はいいように思いますが、気象予報士でもないのでなんともいえません。
タイムマシンでもあればといつも思います。
明日の天気ぐらいは読めますが長期は蜂に効くのが一番のようです。
今年も6月が暑ければいいのですがこのまま高気圧に居座ってもらいたいです。
何を仰りまするか、もしタイムマシンがあったら、株式投資、FX、先物等、投資活動一切が成立しないではござりませぬか(笑)でも、お気持ちよ~くわかりまする。拙者も全くもって同じ気持ちでござる。
確かに暑さに左右される季節銘柄はあり申して、エアコン専業メーカーあたりも顕著かと。拙者もひとつ調べてみようかと思いまする。
ちょっと思い返してみましたが僕はストップ安に巻き込まれた経験が無いようです
いや、有ったかも知れませんが忘れてしまいました
ツライ思い出は脳から追放してしまうのん気な性格なので^^
でも今回のサブちゃん問題ではダラダラと下げ続けて、値幅だけならストップ安を軽~く超えてしまった様な銘柄も保有し続けてしまいました
その件につきましては、忘れるのではなく教訓として心に刻んでおきたいと思っております
確かに嫌な記憶というものは、人間忘れようとするもの。随分前の話なので、拙者も書いていて何だかうろ覚えの部分ばかりでござった。(^^;)
仰るとおり、何故損失を招いたのか、常に原因分析を忘れず、反省し教訓としていくことは大切かと。拙者も肝に銘じて参りとうござる。