本日のFOMCにおける市場のテーマとは?見どころやポイントはいろいろあるのですが、市場の一貫したテーマは、『今後のアメリカの金融緩和(金融政策)がどうなっていくか?』ということであることを覚えておいてほしいと思います。
単純な話で言えば、金融緩和状態というのは市場に流れるお金の量が多くなるので、お金の価値が低くなります。アメリカで緩和が行われている場合は、当然ドル(お金)の価値が下がることになるのでドル安要因です。ただし、株価にとっては株高要因。何故なら市場に流れるお金の量が多いので、投資する金額も増えて株高につながりますからね(b´∀`)ネッ!
そして、金融緩和を縮小、あるいは止めるとなった場合は逆のことが起こるわけです。ドル(お金)の価値が上がるのでドル高要因。ただし、株にとっては株安要因となります。
それで今回のFOMCでは、QE(量的緩和政)策からの出口に向けた第一歩を踏み出す(つまり後者)の可能性があるということで、大いに注目されています。
今回のポイントは大きく分けて3つ!現段階でのポイントは大きく分けて3つあり、①QE量的緩和の縮小の有無、②縮小された場合の規模、③フォワードガイダンス(将来の政策指針)の変更があるかどうか、となっています。
①に関しては、今回の肝ですね。現段階で縮小はほぼ織り込み済みであり、かなりの確率でQE縮小開始が発表されるものと見られています。つまり、もし万が一発表されなかった場合には、大きなドル安要因となります。
②は①と関係しているのですが、緩和縮小が発表された場合、その規模というのも大いに注目を集めることになります。規模が大きければ、緩和の終了が早まるわけですし、逆に小さければ遅くなります。現段階での市場予想で一番多いのは100億ドルとのことですから、これを上回って150億とか200億円規模の縮小となるようであればドル高要因。逆に下回って50億程度となった場合はドル安要因になります。
③は今後の政策指針に関わる大きなポイント。現在実施しているゼロ金利政策(金融緩和策の1つ)を失業率が6.5%を下回るまで続けると、これまでは表明していましたが、ここにきて失業率が6.0%を下回るまでに修正する可能性があると一部メディアが報道しています。現在のアメリカに失業率は7%を上回っている状況で、この修正が入れば金融緩和が長引くことになり、ドル安要因となってしまいます。
その他の見どころは・・・わかりやすいポイントとしては上記の3点。ただこの他にも、FOMCメンバーによる景気判断や、経済・金利見通しなどが発表されるため、中身についての精査が重要になってきます。また、27:30からは(米)バーナンキFRB議長・記者会見などが予定されており、そこでの発言や質疑応答の内容が材料視されることになります。
で、結局はどうなるの?・・・
…続きはコチラから♪⇒http://fxshufoo.blog.so-net.ne.jp/2013-09-18-1