動きが激しいように見えて、ほとんど動いてないような相場展開になってきている。旧大証銘柄で、東証に転換された銘柄の上げが目立っていたが、最近になって、それらの銘柄の下げが目立っている。
今週は、日銀の金融政策とECBの政策金利と英中銀の金融政策がある。為替相場は動きそうであるが、アメリカの失業率に対する動きが、もっとも動きが出そうである。今月のFOMCが、どのような結果になるのか。これに対する相場の動きになると予想されるからである。
8月の中旬から、相場を調整させるようなニュースが、頻発しており、シリア情勢などもそのうちの一つである。アメリカのオバマ大統領が、机に脚を乗せ、何やら、電話をかけている写真が発表されているが、あれは、石原裕次郎の夜霧世今夜もありがとうというところであろうか?
しばらくは調整が続きそうでるが、シリアへの攻撃が決定されそうなので、そろそろ買戻しが入りそうか。
ユーロも、中国の経済指標が、改善傾向にあるとされているので、それほどの下落はないかもしれない。1.3200を割るのは、今週のECB次第というところか。やはり、この先は、何らかの打撃が必要というところか。1.2800まで落ちずに、1.3200で戻るとすると、ユーロのレンジが、1.3200~1.3500となり、すこしずつレンジが狭まってきており、どちらか一方に振れる可能性が出てくる。ドルのじゃぶじゃぶ(ドルはトイレットペーパーよりも弱く)がおわりそうなので、ユーロの価値が相対的に下がるので、ユーロは下げてきそうである。しかしながら、ユーロの下落も、昔懐かしのギリシャを筆頭とする負け組ブタ諸国の足の引張があったので、一概に、ユーロがさげるというのも、なさそうである。ユーロ圏の経済再建がもたついているためであろう。最近は、ユーロ圏のニュースもその数を減らしてきているようである。アメリカのFOMCのニュースが重視されている。
豪準備銀行の金融政策もあり、豪ドルが、いったん戻してくるのではないかと考えている。
<為替相場>
ドル円 96.20~99.50
ユーロ円 126.20~131.50
ユーロドル 1.2800~13450
しばらくの間は、様子見。チャートの山谷での売り買い。それ以外は、手を出さずというのが、もっともよい為替相場の乗りきりかたというところか。あるいは、あまりお勧めできないが、重要イベントを利用しての点での売り買いであるが、これも、最近は、はやいめに動きが出てしまい、あまりおいしい方法でなくなっている。
儲けようとして、勢いで、取引をすると、足払いで転んでしまう恐れがあり、そこで、損失を出すと、最悪である。それを取り戻そうとして、さらに、損を膨らませてしまう。そういう風な相場である。
今週は、各国中銀の金融政策が出てくるが、それよりも、FOMCが重要である。
その意味で、アメリカの失業率で動きそうである。
<株式相場>
日経平均 12800~14000
円安ではあるが、ダウの動きをつかみかねて、おかしな相場展開になっており、手を出すと、けがをしそうな相場である。
大証から東証に転換した銘柄の下落が、金曜日は目立った気がする。
明星工業は、30円安であった。
アベノミクス頼みであるが、日本の現在の財政で、公共事業費を増大させれるのかが問題である。小渕内閣での、100兆円(記憶があいまいではあるが)の公共事業は、景気を下支えしたが、景気は浮揚しなかった。
株価が上昇していくのは、実体経済でなく、日銀主導の債券類の買い上げ費用の増大による金融経済によるものではないだろうか。