京セラは、株式1株を2株に分割するそうです。
同社の株式分割は1984年5月以来、29年ぶりで、9月30日を基準日とし、10月1日付で実施するそうです。
売買単位あたりの投資金額を引き下げ、売買取引を活発にするのが狙いで、個人を中心に株主の裾野の広がりにも期待を寄せているようです。
分割後の発行済み株式総数は3億8261万8580株となりますが、株式分割が10月1日付になるため、中間配当は分割前の株式が、期末配当は分割後が対象となるそうです。
今期の年配当は160円と公表していましたが、中間・期末それぞれの配当額は未定で、決まり次第公表するとのことです。
京セラの個人株主の比率は3月末時点で16.7%で、2014年3月期から連結配当性向を「20~25%程度の水準」から「30%以上」に改めるなど、新たな株主づくりに力を入れてきたそうです。
証券取引所が上場企業に対し、最低投資金額を50万円未満にするよう求めていることも株式分割へ背中を押したようです。
1株を2株へ分割しても、京セラの株を買うためには50万円近い資金が必要になりますね。
いっそのこと、もっと多くの分割をすれば、より個人投資家は増えるでしょうね。
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