バラの会さんのブログ
定年まで働き続けなければならない本当の理由
サラリーマンになってから、いつも疑問に思っていたことがありました。「毎月20万円も稼げば生活できるのに、なぜ必死に働いているのだろう?」答えの1つは「資本主義社会だから」。改めて考えてみると、資本主義とは何でしょう?
●もっと収入を! そして、もっと消費を!
サラリーマンになってから、いつも疑問に思っていたことがあります。今の時代、毎月20万円も稼げば生活できます。でも、なんでこんなに必死になって働いて「もっと給料が欲しい」「もっと出世したい」「もっと稼ぎたい」となるのでしょうか?
明確な答えが分かったわけではありませんが、ただ1つ確実に言えるのは「資本主義というのは、お金の流れが自動的に拡大していく社会である」ということです。
企業は、もっと商品やサービスを作って稼ごうとする一方で、その中で働いているサラリーマンも、もっと働いて収入を得て多くの消費を行う──その流れが自然と促されていく仕組みなのです。
企業の存在意義は「稼ぐこと」です。そして「来期は今期よりも稼ごう」と、懸命に頑張ります。なぜならば、激しい競争社会だからです。競合他社が常にマーケットを狙っています。自社よりすばらしい商品を開発するかもしれません。だから商品開発を行い、より良い商品やサービスを提供しないと生き残れません。
ただ、良い商品やサービスがあっても売れなければ意味がありません。だから消費意欲をかき立てるような広告活動を展開します。食欲をそそる新商品のCM、あこがれの芸能人が颯爽(さっそう)と車を乗りこなす新車のCM、キレイな水着の女性が写っている広告、優雅な生活をイメージさせる新築マンションの広告……などなど。
だから、よほど強い意志がない限りお金を使ってしまいます。企業がこれだけ労力をかけてマーケティングを行い、消費を促すようにガンガン広告活動をしているので、お金に対してしっかりした考えを持たずに行動していると、どんどんお金を使ってしまうのです。
「年収が1500万円もあってビジネスマンとして優秀なのに、なぜ貯金もなく借金がいっぱいあるのだろう?」という証券マンもいます。常識的に考えれば不思議に思うかもしれません。しかし今の資本主義社会では、お金に対して真剣に考えていなければ、そのような行動を取ってしまうのもしかたのないことなのです。
資本主義社会は、企業が「よりたくさんのお金を稼ごう、より多くのものを消費させよう」と努力している社会です。だから人々は「もっと働いて、もっと稼いで、もっとすばらしい商品やサービスを買いたい」となってしまうのです。
●人生は銀行と建設会社のためにある?
サラリーマンは誰のために働いているのかを考えると同時に、生涯収支を見てみましょう。ここでは分かりやすくするため、できるだけ数字を単純化しています。
大卒・大学院卒の生涯収入は、およそ3億円と言われています(2009年時点で2億7580万円。22~60歳までの38年間、平均年収725万円で働いた場合)。
所得税や住民税などの税金と、年金や健康保険などの社会保障費は生涯年収の2割、6000万円となります。一般的なサラリーマンが購入する家、もしくはマンションは4000万円、銀行に支払う金利負担が合計で2000万円。また、平均的な生命保険の額は2000万円と言われています。
つまり、私たちは必要最低限の生活費を除くと「公務員」と「建設会社」と「銀行員や保険マン」を食べさせるために、一生懸命働いていると言えます。
私がこの事実に気付いたとき、釈然としない思いを抱いたのをよく覚えています。悲しいことに、苦労して購入したマイホームも木造一軒家は30年で建て替えが必要になり、鉄筋コンクリートのマンションでも47年で法定耐用年数が終わり、建て替えが必要になります。ローンが終わるころには、ほぼ無価値の資産となってしまうのです。この事実に気づいた私は「絶対に家は買わない」「保険は都民共済のみ」と決めました。家は賃貸で十分ですし、仮に4000万円を借金して自宅を買うくらいなら4000万円のアパートを買って人に貸し、その家賃収入の一部で同じようなマンションに住んだほうがいいのです。
また、保険には高額な手数料が含まれているので、手数料が取られない共済を使ったほうが断然有利です。
ちなみに、私には保険会社で保険商品の設計を行っている友人がいますが、彼らは100%、保険会社の保険に加入していません。みんな都民共済です。この事実が、保険の手数料の高さや暴利の仕組みのすべてを物語っています。
ひと言でいえば、国の政策だからです。「一億総中流」「所得倍増計画」は、「国民全員が中流階級を目指し、マイホームとマイカーを保有して豊かな生活を送ろう」という戦後、長期間続いてきた政策です。この政策は、バブル崩壊までの日本の高度成長期には有効に機能していました。日本経済が発展するには日本の企業が成長しないといけません。そのためには、売上が拡大し、利益も伸びていく必要があります。
一方、サラリーマンの人生の中で最も高額な買い物はなんでしょうか? 想像がつくと思いますが「マイホーム」です。そのあとに「保険」と「マイカー」が続きます。企業が売上を拡大していくために効果的な方法は、高額なものを売ること。つまり、これらの商品を販売することです。
もともとマイホームは、上流階級の人だけが保有できるものでした。なぜなら、庶民は高くて手が出なかったからです。ところが、そこに銀行と保険会社が登場します。銀行からお金を借りれば、お金のないサラリーマンでも高額な家でも買えます。お金を借りたサラリーマンは、一生懸命に会社で働き金利を払って、借金を返してくれます。
万一、借金した本人が病気や事故などで亡くなっても「団体信用生命保険」という保険に入っていれば、保険でお金が戻ってきます。だから、銀行は安心してお金を貸すことができます。つまり、庶民がマイホームを購入するためには、銀行と保険会社はなくてはならない存在なのです。だから、政府は長い間「過剰」といわれるまでにこれらの業界を保護し、外資の参入も拒んできました。
築30年の木造一軒家やマンションなど資産になりません。そんな30年もたった地元の実家は子どもも相続しません。結局、その子どもも新しいマイホームを買って、また一生、建設会社や銀行のために働く人生が続くのです。
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あはは(´▽`*)アハハ
正論です~
まんまと罠にはまってます
でも・・・
築90年の家に無借金で住んでた時の自分の心を考えると
借金を作って建てた綺麗な家に住んでる今の方が
はるかに、心のゆとりがあるのです
旅行へ出てても、綺麗な家に帰ってくるとほっとするのです
子供もしかりです
お隣も今年新築
「子供が友達を家に呼びたがって~」って嬉しそうに(*^_^*)
私は、借金あっても、心は豊かになりました
でも、知人は
脳外科医の開業医の奥さん
マンション以外住みたくないそうで
一戸建ては絶対に住まないといって・・・
バスで駅まで10分の距離のマンションをそのまま置いといて
駅前の新築マンションを新たに買ってました
りっち~~~
おちゃちゃさん
固定資産税とか相続税とか・・・
借家の方が良いかも(自分の境遇)w
一人で一軒家は広過ぎ~
財産分与でも売るのが大変でしょうし・・・
まー死んだら何~ンも関係無いし~(^。^)y-.。o○
生きてる時が楽しければそれで良し
楽しく余生を送りましょうね。
バラの会さん
は財産ありすぎだから、
相続税とかあとの骨肉の争いとか(笑)
心配ありありですね
私は、財産分与ほど、財産ないので、
残った家は子供が適当にするでしょ
それに、
まだ、余生とちゃいますよ~~~
これから、これから(笑)
おちゃちゃさん
旦那さんと旅行とか想い出を作る時期ですよ。(^◇^)
友達との思い出ばかりじゃダメダメ~(^v^)