お若い方には信じられないことかも知れませんが、私が小学生だった35年くらい前は電話のない御家庭も多かったです。
かくいう私の家にもありませんでした。
父の勤務先の社宅に住んでいて、全部で12件くらい入っている社宅の1階の廊下のホールに1台だけ電話がひいてありました。
その電話機がなると、子供でも、近くにいる人が受けて、指名されたお宅に呼びに行くと言う呑気というか、まったりとしたものでした。
廊下のホールなので、今からは信じられないことですが、通話の内容もなどもなんとなく聞こえ、別にそば耳立てているわけではないのですが、およその内容は解ってしまったりするのでした。
携帯とネットの普及した今では、家族が何をしているかも？だったりしますから、なんだか、隔世の感がありますね。
子供をネットからどう守るか？みたいなニュースを見るたびに、昔はそんな心配なかったなあ、と共同の電話のことを思い出した次第です。
何事にも便利さと危うさが表裏一体ということかしらね。
さて、今日の猫ちゃんは絵本。
ずっと前に主人が買ってくれました。
これを読むといつも涙がでてしまいます。
生きることの意味を考えてしまいます。
