おはようございます。
日経平均は昨日14,401.06円で+143.02円を超える大幅反落となりましたが、米国市場の結果を見る限り、そうした大幅な続落で始まることはなさそうです。
6月米住宅価格指数は前月比で1.9%、前年比では11.9%それぞれ上昇し、今後さらに一段の上昇が見込まれるなど市場が回復傾向となっているようです・
米の6月の貿易赤字は石油輸入大幅減で342.2億ドルに縮小し、アナリスト予想の435億ドルの赤字より大幅に減少しています。
この様にいずれの指標も良い数字であるにもかかわらず、米連邦準備理事会(FRB)当局者2人の発言を受けて債券買い入れ縮小の時期をめぐり不透明感が高まっています。
そのため、NYダウは日本時間22:00(シカゴ時間8:00、NY時間9:00)に15,608.44ドルで始まったのが、取引開始直後から急落して日本時間0:00(シカゴ時間10:00、NY時間11:00)に約15,473.40ドルとなったため、
その影響を受けてドル円相場は日本時間22:47(シカゴ時間8:47、NY時間9:47)の98.23円から日本時間23:44(NY時間10:44、シカゴ時間9:44)には97.51円まで急速に円高ドル安が進んでいます。
そうした流れを受けてシカゴグローベックスの日経平均先物は日本時間22:00(シカゴ時間8:00、NY時間9:00)の14,340円から日本時間0:00(シカゴ時間10:00、NY時間11:00)に14,180円まで下落しています。
NYダウが日本時間0:01(シカゴ時間11:01、NY時間12:01)に15,524.96ドルに値戻しししています。
そのため、影響を受けてドル円相場は日本時間0:02(シカゴ時間11:02、NY時間12:02)に97.87円まで値を戻し、シカゴグローベックスの日経平均先物は14,270円まで値を戻しています。
NYダウがその後も一進一退を繰り返して日本時間5:00(シカゴ時間15:00、NY時間16:00)に15,612.13ドル(前日比-46.23ドル)で終えたため、シカゴグローベックスの日経平均先物はその時間帯に14,200円となり、為替相場はそのころにいドル97.7円前後になっています。
シカゴグローベックスの日経平均先物は日本時間6:10(シカゴ時間16:10、NY時間17:00)の時点の終値としては14,200円となっており、日経平均は前日比201.06円下落していますから、下落して始まることになると思われます。
なお、シカゴグローベックスの日経平均先物は昨日の出来高が30,265枚で前日の21,746枚(5日:58,327枚)から大幅に減少して極端な薄商いいますので、海外の機関投資家を中心に本日の東京市場は薄商いが続きそうです。
また、NY日本株ADRは下記の通り東証終値から下落となっています。
ファーストリテイリング (9983)ADR円換算 34,686 東証比: -364(-1.0%)
ファナック (6954)ADR円換算 15,660 東証比: -170(-1.1%)
ソフトバンク (9984)ADR円換算 6,543 東証比: -107(-1.6%)
京セラ (6971)ADR円換算 10,064 東証比: -116(-1.2%)
トヨタ自動車 (7203)ADR円換算 6,343 東証比: -37(-0.6%)
本田技研工業 (7267)ADR円換算 3,746 東証比: -49(-1.3%)
日産自動車 (7201)ADR円換算 1,056 東証比: -17(-1.6%)
ソニー (6758)ADR円換算 2,026 東証比:-13(-0.6%)
パナソニック (6752)ADR円換算 896 東証比: -18(-2.0%)
シャープ (6753)ADR円換算 419 東証比: -2(-0.5%)
東京三菱UFJ (8306)ADR円換算 627 東証比: -9(-1.4%)
三井住友FG (8316)ADR円換算 4,626 東証比: -79(-1.7%)
みずほFG (8411)ADR円換算 212 東証比: -4(-1.9%)