こんばんは。
本日の東京市場は、8:32に1ドル98.32円だったのが、9:19には97.98円、9:47には97.87円と東証の取引開始前後から円高ドル安が進みました。
それとともに、日経平均は9:09の14,261.70円をピークとして9:16には14,088.59円、9:41には14,046.63円まで下落してしました。
ドル円相場が10:12に一旦98.09円に戻った際には日経平均も14,137.80円まで値を戻したものの、その後は円高傾向に戻るとともに、日経平均も再び軟化し、11:14には14,031.61円まで下落しています。
この様に前場は円高ドル安が進んだことや、香港ハンセン指数が前日比マイナスで推移していたせいか、大きく値下がりしていました。
しかし、東証の昼休み時間中の12:13の97.86円を底として13:31に98.36円まで円安ドル高へ反転したせいか、日経平均は後場に入ってから急速に値を戻し、13:37には14,334.81円まで上昇して前日比プラスに転じています。
その後も15:09には98.50円まで円安ドル高が進むとともに日経平均も上昇の勢いを増し、14,401.06円で前日比+143.02円という最安値から見ると約370円を取引時間でいうとわずか3時間弱で値を戻す形になっています。
この間に上海総合指数こそ日本時間11:21(上海時間10:21)の2,035.34を底にして日本時間15:00(上海時間14:00)に約2,055まで上昇していますから、一見この相場展開が東京市場の上昇材料となったかのように見えます。
しかし、香港ハンセン指数は日本時間14;52(香港時間13:52)の21,880.65香港ドルから日本時間15:00(上海時間14:00)に約21,960香港ドルへ約80香港ドル戻したくらいであり、この上昇が東京市場の日経平均の上昇を支援したというよりも、逆に香港ハンセン指数が日経平均の上昇を材料として値を戻したとみる方が正しいでしょう。
この様にみていくと、本日の東京市場はドル円相場と日経平均などの株価が互いに影響しあいながら、相場の下落と上昇を生じさせたといえそうです。
逆に言えば、特に材料なしに下落と上昇を起こしているので、明日以降も特別な材料なしに、為替相場と株式相場が影響しあって変動する不安定な相場展開が続くのかもしれません。