昨日NK225にかぶせ線が出現し下降トレンド入りが濃厚になりました。
おまけに今日はドル売りによる円高や週末ということもあり終始上値の重い展開が予想されます。
ただ新興市場は相変わらず個人の買いが旺盛で
LINE関連銘柄を中心に今週も株価は連日堅調に推移しています。
(3622ネットイヤーグループ、2489アドウェイズ、3815メディア工房、4644イマジニア)
恐らくLINE、3Dプリンター、再生医療、カジノ関連辺りは循環物色の対象になりそうですが
相場全体としてはテクニカル重視の局面と思われ
第1Qの企業業績が市場の予想を大きく上回らない限り
好業績でも材料出尽くしで売られる銘柄が多い可能性に注意して置くべきでしょう。
参考までに以前の日記から抜粋します。1Qの決算に関しては上方修正→好業績
下方修正→業績不振に置き換えて想像してみて下さい。
因みに今年の第1Qは地合いも今一つなのでテクニカルを充分考慮する必要があると思います。
つまり<上方修正=好業績で下がる株>を想定し
決算を跨いで持ち越す場合は、事前に大きく買われた形跡がないかチェックして置くのが賢明です。
<下方修正で上がる株>
①悪い決算を想定し事前に売られており、下方修正発表後は既に売り物が少なくなっていた
(売り枯れ状態)
②不安だった悪材料が表面化したことが逆に安心感に繋がった
(悪材料出尽くし)
③元々人気の高い銘柄で目先の業績よりも事業の将来性が評価された
④機関投資家や大口の株主が買い支えた
<下方修正で下がる株>
①下方修正が予想以上にネガティブだった
(上方修正を期待していたか、予想以上の下方修正だった)
②元々人気が薄く長期安定株主が少なかった
<上方修正で上がる株>
①上方修正を知った投資家が新たに買いを入れる
(比較的人気の薄い銘柄に多く見られる)
②上方修正が予想以上にポジティブ・サプライズだった
③空売りの買戻し
<上方修正で下がる株>
①修正幅が想定内だった為過大評価の反動で失望売りが出た
(業績に対する事前の期待が大き過ぎた)
②好決算を期待して事前に買われており、材料発表と同時に利益確定売りが出た
(人気が先行していた)
実際には幾つかの要素が絡み合って株価は変動します。
そこで、少なくとも好業績に期待して買ったり決算発表を跨いで持ち越す場合は
企業の人気度や事業の将来性に加え、月足から見た株価水準や直近1ヶ月程度の株価推移
さらには浮動株数(少ないと僅かな売買で株価が大きく上下します)や
買い長or売り長、市場環境などを充分チェックして置くことが重要だと思います。
因みに今年の第1Qは概ね事前に好業績が予想されており
仮に業績が順調でも発表と同時に材料出尽くしで売られるケースを想定して置く方が無難かも知れません。