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本日のここまでの日経平均先物価格を香港や上海などの中国株式市場やドル円相場などと共に確認して参りましょう。
日本時間11:00(シカゴ時間21:00)頃から日本時間11:30(シカゴ時間21:30)頃までの上昇は、日本時間11:00(香港・上海時間10:00)頃から日本時間11:30(香港・上海時間10:30)頃まで香港ハンセン指数や上海総合指数が反転上昇しており、これを受けて上昇したものと推測されます。
この香港や上海の株価上昇の要因は中国国家統計局が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比7.5%と、第1・四半期の同7.7%から鈍化したとはいえ、エコノミスト事前予想と一致していたことから、中国経済のファンダメンタルズが変化していないことへの安心感から生じたもののようです。
ただし、終値を前日比で見た場合には最近大きく下落していた上海総合指数こそ2,059.39で前日比+19.90(+0.98%)の上昇となっていますが、香港ハンセン指数は21,303.31香港ドルで前日比+26.03香港ドル(+0.12%)と小幅な上昇に留まっており、想定以上の中国経済減速への不安が後退したとはいえ、大きく買いあがる結果とは言えなかったようです。
しかし、香港や上海の市場が開く前の日本時間19:00(シカゴ時間19:00)頃に14,550円から14,450円まで100円近く急落して先週末の日経平均の終値を割り込んでいたシカゴ日経平均先物は、日本時間11:00(シカゴ時間21:00)頃から日本時間11:30(シカゴ時間21:30)頃までに14,500円から14,645円前後まで一転して急上昇しており、香港ハンセン指数以上にこの結果を好感した形となっています。
このシカゴ日経平均先物が急上昇した時間帯にはシカゴダウ平均先物も15,388ドル前後から15,408ドル前後まで上昇していますので、日本だけでなく米国を含めた海外市場の株式価格に取ってよい数値と捉えられたと見ることが出来そうです。
その後香港ハンセン指数などの伸び悩みを受けて日本時間15:30(シカゴ時間1:30)頃に日経平均は14,560円前後まで下落しましたが、日本時間16:00(シカゴ時間2:00)頃から日本時間16:30(シカゴ時間2:30)頃に1ドル99.2円強から99.6円弱へ、と日本時間17:15(シカゴ時間3:15)頃から日本時間16:45(シカゴ時間3:45)頃に1ドル99.5円前後から99.86円へ円安ドル高が進んだことを受けて、シカゴ日経平均先物も14,620円から14,675円まで上昇して12日の日経平均の終値よりも大幅な上昇となっています。
こうした動きを見る限り、明日の東京市場の日経平均は、現時点では上昇して始まるように思えます。
ただし、ここまでの日経平均先物の価格が中国の株式市場の上昇と円安ドル高を受けて上昇していることから判る通り、今夜の米国市場の終値や円相場、そして中国市場の動向といった外部要因の影響を受ける状況が続くことになりそうです。