こんばんは!
本日の東京市場は昨晩のNYダウが15,224.69ドル(前日15,135.84ドル、前日比+88.85ドル)と上昇したの受けてシカゴ日経平均先物が14,310円(前日14,420円、東証終値比+200円)と上昇した為、上昇して始まりました。
9:07に14.317.85円と上昇した後に9:36に14.186.03円と下落し、その後一旦上昇したものの、前日の東証が香港や上海などの中国株式市場の影響を受けて下落したことへの警戒で10:21の14.252.20円から10:30に14.204.40円へ下落していました。
ところが、10:30に中国国家統計局が発表した6月の消費者物価指数(CPI)が前年比2.7%の上昇と市場予想の2.5%を上回ったことを好感して香港のハンセン指数が上昇して始まりまったの受けて様相は一変する形となりました。
買い方による仕掛け的な先物買いが入って出来高が急増して上昇する先物主導で、10:30の14.204.40円から10:30の14.347.16円へ急激に上昇することになりました。
その後は、東証の昼休み時間中の香港や上海などの中国株式市場の下落の影響を心配したのか、やや伸び悩んで前場を終えることになりました。
しかし、昼休み時間中に香港のハンセン指数が大きく下落することなく上昇していたの受けて、12:30に14.316.47円と上昇して始まりました。
ただし、前日の東証が香港や上海などの中国株式市場の後場の軟調さを受けて下落したことへの警戒もあったのか、12:43の14.252.95円からへ下落しています。
ところが、英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)による6月の英住宅価格指数は季節調整済みでプラス21と前月のプラス5を大きく上回って2009年以来の単月としての大幅な伸びとなり、2010年1月以来の高水準となったことなどアジア以外でも好材料が相次いでいて買い方が強気になったのか、日経平均は13:19に14.360.89円、13:38に14.417.83円、14:18に14.456.66円、14:36に14.472.63円と何度も先物に買い仕掛けが入って出来高を増加させながら上昇し、終値は14,472.90円と前日の14,109.34円から+363.56円(+2.58%)の大幅な上昇となりました。
本日は、為替相場は前日とほぼ横ばいの円安ドル高である101円を超える水準を取引時間中はほぼ保っており、このことも買い安心感を買い方に与え、強気に上昇を目指せる支援材料の一つとなったといえるかもしれません。
このような相場展開の結果、前日比で見た場合には日経平均は14,309.97円から+363.56円(+2.58%)、TOPIXは1,172.58円から+24.31円(+2.07%)、東証1部時価総額が前日比+2.05%、東証1部の値上がり銘柄数1,446(84%)、大証1部時価総額が前日比+0.83%と大型株は幅広く買われてほぼ全面高となっています。
もっとも、東証2部時価総額が前日比+0.29%、大証2部時価総額が前日比+0.50%、JASDAQ指数が前日比-0.42%(JASDAQ TOP20が前日比-7.27%、JASDAQスタンダードが前日比-0.45%、JASDAQグロースが前日比-7.24%)、マザーズ指数が前日比+0.30%となっていますから、小型株・新興株については大幅上昇とはいえませんから、完全な全面高というほどでもないようです。
なお、売買代金で見ると、東証1部が前日の2.52兆円から本日が2.36兆円、大証1部が前日の349.41億円から本日が287.73億円と大型株は薄商いの状況が続いてやや減少しており、仕掛け的な相場の上昇や下落を行いやすい反面、株価の上昇に安心感を持って多数の投資化が参加しているとはいえない形となっています。
また、小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前日の854.01億円から本日が818.16億円、グロースが前日の376.29億円から本日が425.53億円と小型株や新興株も同じように薄商いの状況は変わっていません。
なお、香港ハンセン指数は東証の大引けの頃より上昇し、上海総合指数も東証大引けの頃とほぼ同じ終値となっています。
シカゴグローベックスの日経平均先物は後ほど出来高月のチャートと共に見ていくとおり、東証終値に近い水準で比較的安定して推移しています。
こうした東証取引時間終了後の値動きを見る限り、明日の東京市場の朝の寄り付きの価格は今晩の欧米市場次第となりそうです。
この後はいつもと同じく中国株やシカゴグローベックスの動きと、定点観測的に見ている主要銘柄を見てまいりましょう。