こんばんは!
本日の東京市場は前日と同様に円安ドル高やリスクオンへの回帰の影響を受けて、前日比+246.24円(+1.78%)の14,098.74円と続伸して終わっています。
日経平均先物を見ても本日は極端な仕掛け的なものは見られなかったものの、香港や上海の朝方の軟調さを材料に10時台に2度ほど売り仕掛けが入って13,898.54円と約130円近く下落しました。
しかし、後場に入ってからは逆に13:30前後に99.55円から99.7円前後と14時台に99.65円から99.8円前後となった円安ドル高や、香港市場が13:14(日本時間14:14)前後から13:42(日本時間14:42)に、上海市場が13:12(日本時間14:12)前後から13:36(日本時間14:36)に、シカゴダウ平均先物が0:15(日本時間14:15)前後から1:00(日本時間15:00)に堅調に推移し始めたことを材料に売り仕掛けが入って上昇し、後場だけで13,945.47円から14,098.74円と約150円近く上昇して終えています。
本日も先物価格の動きにも影響されながら、日経平均は日中値幅が約200円(前日約300円)と相変わらず不安定な面もありましたが、終値は前日比上昇して終わっています。
また、日経平均が前日比+1.78%(前日+1.28%)であったのに対して、TOPIXが前日比+1.84%(前日+1.49%)、東証1部時価総額が前日比+1.81%(前日+1.46%)と何れも上回っていますし、東証1部の値上がり銘柄数1,410(82%)から見ても全面高といえ、特に無理に日経平均が引上げられていないことが表れているように見えます。
後ほど個別銘柄を見ていく中でも説明しますが、本日も大引けでの仕掛け的な買いによるが見られた点は明日以降の相場にはややマイナスの影響もあるかもしれません。
大証1部時価総額が前日比+1.08%(前日+0.95%)、JASDAQ指数が前日比+2.02%(前日+1.70%)、マザーズ指数が前日比+3.22%(前日+6.79%)となっていますから、本日も東証1部などの大型株のみに偏ることのない上昇にもなっているという面では全面高といえそうです。
また、本日はJASDAQグロースが前日比+7.59%(前日+0.69%)と伸びて回復し始め、前日堅調だったJASDAQはスタンダードが前日比+1.84%(前日+3.80%)でTOP20が前日比-0.26%(前日+12.53%)、またマザーズ指数が前日比+3.22%(前日+6.79%)と小型株や新興株では主力のやや規模の大きな銘柄は伸び悩んでいます。
なお、売買代金で見ると、東証1部が前々日の2.11兆円から前日の2.04兆円そして本日が2.35兆円と回復しましたが、大証1部が前々日の555.21億円から前日の339.65億円そして本日が200.23億円と前日と前々日を下回る水準まで落ち込んでおり、大型株も薄商いの状況は変わっていません。
そして、小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前々日の758.57億円、前日の1,077.07億円、本日が589.11億円、グロースが前々日の66.91億円、前日の71.00億円、本日が31.60億円と前日よりも落ち込んでおり、スタンダードもグロースも前日と前々日を下回る水準という薄商いが続いていますので、個人投資家を中心に様子見が続いているのかもしれません。
この後はいつもの様に、中国株のチャートと定点観測的に見ている主要銘柄を見てまいりましょう。