昨日(6月26日)は美輪明宏さんの講演会 生きやすい生き方
~日本人の誇りとアイデンティティ~に行ってきました
白いドレスと紫のボレロの装いでご登場
公演中、美輪さんが動くたびに照明の反射で、
耳元と胸元のダイアモンドがキラッと光るのが、
素敵でした
この世は錯覚で成り立っており、常識は一夜にしてひっくり返る事もある。
戦前では封建主義だったのが、戦後は民主主義に変わった。
でも、真理は永久に変わらない。
~色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず ~
人をうらやましがる人は、表面だけを見ており、
ひとつの側面で人を判断するのは間違い。
多角的に見ること。
昔は努力と忍耐を教えられ、覚悟して結婚をした。
幸せを長く続けるには、感謝をすること。
そして、微笑み。
見ざる、聞かざる、言わざる、そして思わざる。
自分を誉めてくれる人がいないときは、
自分で自分を誉めること。
ヨイトマケの唄
私は2000年頃から美輪明宏さんのエッセイは、無条件で買っているのですが、
モデルとなったお母様自身の事について、今回初めて知りました
当時の女性は専業主婦が常識で、女性の職種は、女工、女郎、電話交換手、看護師、など限られており、
概ね貧困層と見られていたそうです
美輪さんの同級生のお母様は建設現場で働いており、丸太棒をかついだり、地固めをしたり、
男に混じって、男と同じ仕事をしていたんだそうです
足が悪かったため、同僚の女どもに要領の悪さなどをののしられ、
職場では周りに気を遣いながら、いつも低姿勢に徹してたとのこと
でも、いじめられっ子だった息子の前では、
そのような職場でのつらさをおくびにも出さなかったそうです
自分の名前もかけないほど、学問を学んでいなくても、
哲学は持っていた…とのことでした
加古川青年会議所の方々、ありがとうございました
於 : 加古川市民会館
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美輪明宏
1935年5月15日 長崎県長崎市出身
歌手・俳優・演出家
シングル : 『メケメケ』 『ヨイトマケの唄』など
舞台 : 『黒蜥蜴』『椿姫』など
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