こんばんは!
本日はシカゴ日経平均は前日の東証比マイナスであったことに加え、前日6月17日が前々営業日6月14日の終値に比べて大きく反発した後だけに反落が想定されていました。
確かに前日比マイナスで終わりましたから反落ではあるのですが、前場で2度ほど150円から200円近い下落、後場にも100円近い下落が起きたのを乗り越えた上で、僅かなマイナスに留めたのですから、底堅かったといって良いでしょう。
ドル円相場も前日の同時間対比で見ていただけば判る通り、実は特に為替相場が前日比で大きく変わらなかったことも、ドル円相場に振り回され易い日経平均などの平均株価の安定に繋がった面があるかもしれません。
しかし、このドル円相場もずっと安定していたのではありません。
日経平均が約180円近く急落した仕掛け的な売りが行われた10:30頃から11:00頃までの時間に相当する現地時間20:30頃から21:00頃のシカゴCMEのドル円相場先物価格は同時並行してドル円の売り仕掛けが行われて、円高ドル安が生じているのです。
つまり、こうした為替と株価の先物を並行して売り浴びせる仕掛けを乗り越えて小幅な下落となっており、この点からも底堅さが感じられます。
ただし、今日は東証の売買金額が2兆円を割り込む閑散相場の典型であっただけに、大口の参加者が株価を意図的に作り出しやすかった面もありそうです。
後ほど各銘柄について行く中で見て参りたいと思いますが、明らかに不自然な相場展開も見られるので、買い手に回った機関投資家による日経平均株価の強引な維持策が透けて見えるように思われます。
この辺りが多くの個人投資家に違和感を与える反面、株価の象徴である日経平均というニュースでも扱われる数値を高めに保ち続けることで下値不安を払拭し、安心感を持って上げ相場に参加して欲しいという積極的な下支えと評価することも可能でしょう。
どちらの見方を取るかは、個々の投資家の判断となりますが、とにかく平均株価は小幅反落に留められた底堅い数値だったのです。