こんばんは!
今日の東京市場は円高ドル安が大きく進まなかったものの、前日の同時間対比では決してドル円相場が円安に振れていませんでした。
にもかかわらず株価が底堅かったせいか、10:10頃や12:30頃から13:10ころまで断続的に行われたりした仕掛け的な買いが効果的に働いていることが観測されます。
また、11:00頃の仕掛け的な買いと仕掛け的な売りが交錯した際には、V字型に反落させて売り方が買い方の買い上がりを一旦食い止めたように見えたものの、その直後の買い仕掛けで再び上昇へ転じるなど、基本的に買い方優位でザラ場の売買が進んでいます。
そして、売り方優位の日に良く見られる14時代後半での仕掛け的な売りによる株価の急落も本日は見られず、その時間帯に行われた13,000円台の攻防も買い方の仕掛けが有効に働き、あっさりと前日終値比300円を超える上昇と13,000円を突破する終値となっています。
このように本日は全営業日の6月14日に比べて円高ドル安が是正されたわけではないものの、急速な進行がないことなどを理由に下値不安が後退し、売り込み難く、買い上がりやすい買い方有利の展開となっています。
しかし、本日の終値は前日の同時間対比でやや円高に振れていたこともあり、時間帯ごとに見た場合はザラ場では極端に上昇していた時間帯は少なく、終値も前営業日の朝の寄り付き前後の高値水準であった12,900円前後と比較すると100円強の上昇に過ぎないと見ることも可能です。
そう考えると、終値比では前営業日に比べて大きく上昇して反落が心配な水準に見えますが、実態としては急反発と言えるレベルにないともいえるでしょう。
従って、日経平均の上昇率から考えても、明日以降に本日の株価水準から大きく下落するリスクを過剰に心配する必要はないのではないでしょうか?
この推測が正しければ、今回の目先底値はドル円相場が90円水準までいったとして12,000円の近辺で留まると考えて良さそうです。
そして、現状から円安ドル高に向かうならば、素直に反転上昇する可能性が大きいと見ております。
次からは、いくつかの銘柄の動きを見て行きたいと思います。