ここに来てこの5月23日の日経平均株価の急落や激しい上昇下落、合わせて24日の経済ニュースなどで分析がされています。
確かにここまで順調で上げ調子一本で何処かで調整というもやっとしたベースがあってのことで、米国のFRB、バーナンキ議長の発言や中国の製造業pmiが50を切ったこと、日本の国債の金利1%などのトリガーは当然無関係ではないわけですが、何よりヘッジファンドのコンピュータ売買である「高速取引」が上げ下げを増幅させた主因だと思います。
そして自分としてはその増幅が大きいことが個人投資家に驚きと被害を与えてたと見ています。
では「高速取引」を逆に遅くするような施策が出来るのかといえば恐らく不可能でしょう。
それはどうヘッジファンドのような資金量、情報量、高度な機械化などに対して個人投資家は対応すれば良いのか?
これは今回の件で否応無く思い知らされたことであると共にこの「ヘッジファンド高速取引」の嵐は今後も突然やって来るということだと思います。
常にニュース、チャート、板に引っ付いていられない一般個人投資家が生き残り、勝つにはどうすれば良いのか?
これが課題です。
突然やって来るハリケーンに、来てからどうこうすることは難しいし、予知もそれほど出来るものではないと思います。
それは今回の被害を受けたベテラン個人投資家の多いことからも言えると思います。
今回、おもい知ったのは信用でホールドしていることの危険性でした。
そして、ロスカットの重要性です。
信用の比率をどうするのか?
ロスカットを何パーセント切ったら自動的にするのか?
これらをしっかり履行すること。
普段惰性で、しかも上り調子の市場で気の緩みがあったといえば有ったということでしょうか。