「日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体」(深尾葉子著)という本が気になっていたのだが、今日、本屋さんで見つけたので購入、軽めの本だったので一気に読んだ。
幸福な結婚という箍に嵌められ無抵抗に搾取される「カエル男」と搾取する「タガメ女」
まあ、我が家にはあまり関係が無い話だが、会社の同僚たちの話を聞いていると、世にタガメ女が大量に繁殖し、日本に不幸を撒き散らかしているという作者の主張もあながちウソとも思えない。
検証も甘いし、論理展開も強引だが、そんなことはともかく、幸福な結婚という箍が不幸にする。
確かに、このことに気づいたら幸せになれる人が沢山いるかも。
幸せな結婚、家庭を築いているはずなのに、息苦しさを感じているお父さんたちがいたなら、読んでみてほしいですね。
内容紹介<amazonより引用>
本書の推薦のことば。
「本書は現代日本における夫婦関係を学際的な見地から鋭く究明し、日本人はなぜ生活水準が高いわりには不幸なのかという謎を解き明かしたものです。男女問わず、結婚している人、結婚を考えている人にとっては必読書です」
チャールズ・ユウジ・ホリオカ氏 経済学者
「この新著は『魂の脱植民地化』という斬新な概念を取り入れ、戦後半世紀の日本像を今までとはまったく違った見地から描こうとするものです。これまで当たり前とされていた人生のあり方を改めて問い直すことで、当たり前が当たり前でなくなるのです。ぜひお勧めしたい」
別府春海氏 スタンフォード大学名誉教授(文化人類学)
タガメとは田んぼに生息してカエルの生き血を吸う昆虫。高度成長期以後、日本の各地から田園風景が消える中、タガメの魂は女性たちに宿り、無抵抗な「カエル男」を箍(タガ)にハメて搾取している。すなわち「タガメ女」は「箍女」でもある。気鋭の研究者が、自らの研究過程やゼミ生からの証言をもとに、「専業主婦」「家事手伝い」という姿で女性が現代日本を支配する特異な現象を、ユーモアを交えて実証する。