ユリウスさんのブログ
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井山裕太六冠達成記念祝賀パーティーに出席
本日、梅田のホテル阪急インターナショナルで、日本棋院主催の「井山裕太六冠達成記念 祝賀パーティーがありました。その末席に出席してきました。(現在は井山さんは十段位を失冠し五冠)
主な参加棋士は
井山裕太五冠 山田規三生九段 佃亜紀子五段 井澤秋乃四段(日本棋院関西総本部所属)
結城聡NHK杯 坂井秀至八段 村川大介七段 田村千明三段(関西棋院所属)
囲碁の7大タイトル戦、棋聖(4,500万円)、名人(3,700万円)、本因坊(3,200万円)、天元(1,400万円)、王座(1,400万円)、碁聖(800万円)、十段(750万円)のうち(名人以外の)タイトル六つを同時に獲得すると言う史上初の快挙を、23歳の大阪の若者が成し遂げたのです。何かにつけて地盤沈下に悩む関西にとっては本当に久しぶりのビッグニュース、祝賀会に出席した多くの関西人は大いに盛り上がったのでした。
実際には先日(4月26日)十段を結城聡に取れれて、五冠に後退していたのですが、奪ったのが関西棋院所属の闘将結城さんだったため、関西からタイトルが他所に持っていかれなかったことを了として、関西人はそんなは気にも留めずに井山さんを祝福したのでした。
井山五冠の挨拶(右にズラッと並んでいるのは六つの允許状です。Photo by iPhone)
世間では前人未到の六冠獲得ばかりが注目されていますが、それよりも彼の達成したグランドスラム(史上3人目)の方がもっと凄い偉業だと思うので、ここにそれを記しておきます。
7大棋戦のグランドスラム達成
棋聖 1期 (37期)
名人 2期 (34、35期) → 現在、山下啓吾が名人位
本因坊 1期 (67期)
天元 2期 (37、38期)
王座 1期 (60期)
碁聖 1期 (37期)
十段 2期 (49、50期) → 現在、結城聡が十段位
井山さんはあとの二つを再度取りに行くと関西ファンの前で誓いました。
関西の囲碁ファンにとっては誠にめでたい良き日ではありましたが、それはコップの中のこと。目を世界に転じるとわが国の囲碁界は世界戦でほとんど成果をあげることはできていません。井山さんの精進を期待するとともに、井山さんに続く若手達が井山さんを猛追して、いづれは彼を凌駕するような勢いを示して、世界に向かって大きく羽ばたいてくれることを念願しています。
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