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古い日記-突然の倒産に打つ手は?

 

今日はその第6回目。平成の徳政令といわれた「中小企業金融円滑化法」が、今年の3月で終了しました。一部上場企業では少なくなりましたが、新興市場などでは突然の企業倒産がないわけではありません。突然の危機にどう備えたらいいのでしょうか、危ない会社に近寄らないのが一番なのでしょうが……。 
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20万円の会社が倒産するなんて!(2007年2月3日)


東証2部上場の(株)アイ・エックス・アイが、1月21日民事再生法の申請を行い倒産しました。


正直言って私にはまったく縁のない株で、何をしているのかどうして倒産したのか、よその国の出来事としか受け取れませんでした。ただ、最近企業倒産が少なくなり、今上場している株には、バブル以降長い間の不況に耐えて生き残ってきて、かなりの倒産抵抗力がついてきたと思っていましたので意外感はありました。


更に意外だったのは、倒産時の株価が、21万9千円、前日比3万円高にもなっていたことです。つまり、倒産の気配がまったくない会社が突然倒れたということです。昔だったら、インサイダー情報が漏れて、株価が倒産を教えてくれました。


いやはや、時代が変わりましたね。今では、株価を見ているだけでは、倒産予備軍の兆候は見て取れなくなりました。インサイダー情報の秘守義務は、こんなところにその影響が出てきているようです。


このような時代に、財産を守る方法があるのでしょうか。従来から言われていた損切りも今回の倒産劇では役に立ちません。


事前情報としては、2~3日前の新聞に、親会社のインターネット総研とSBIとの間で、この会社の不正取引をめぐってトラブルがあったと報じられていました。このとき、倒産のシグナルが灯っていたのでしょうが、株価はむしろ上がっていたのです。


唯一のサインとなるのは、この会社が配当をしていないことです。配当は、塩漬けの最後のよりどころとなりますが、同時に突然の倒産を避ける最も確度の高い情報とも言えそうです。


株主には、まったくお気の毒さまです。配当のない会社はそれだけリスクが高いということの見本のような倒産劇でした。


さて、1月中ごろから買い込んだ株は、ほぼ全株を売却しました。ところが売った株は、その後すべて上がっています。まったく先を読むのは難しいですね。

 

 

 

 

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