毎度、行きつけの書店にて。
オカルト系雑誌「ムー」を買いにいったら、海堂尊氏の書籍を発見、即買い。
表紙の色がきれいな緑色で、目を引いた。
★「マドンナ・ヴェルデ」
海堂尊著 新潮文庫 550円+税 H25.3.1.文庫化発行
解説に、同小説のNHK主人公・松坂慶子氏。
「ジーン・ワルツ」の続編、
というか、そこにでていたキャラが今度は主人公となって、
「マドンナ・ヴェルデ」はジーン・ワルツの裏側からみた話という設定。
オモロイ試み。
海堂氏は、村上氏の書籍を読みこんで研究しているのだろうか、
序盤にて描写されていた料理の場面、村上氏のコピーかと思ってしまった。
雰囲気がなんだか妙に似ている気がして、笑えた。
村上氏の4月発行予定の新刊を予約してきた。
前回来たときに、予約受付中という大きなビラが張り出されていたのを思い出したからだ。
だが・・・。
書店員にも、その題名や価格について何も知らされていないという。
予約は入れたものの、
なにやら飛び込みで京都にある日本料理屋にでも飛び込んだ気分だ。
学生の頃、「ヨード卵光」を発明した特許好きな教授Y達と、
そーいう店に入ったことがある。
夏だったので、水道水に入っている和服の香料みたいな臭いがきつくって不愉快だったが、
料理の味は最高だった。
けれど、値札が何処にも出ていないのが恐かった。
お任せで食して会計の際、
店主は「お一人様、五になりますね」と小さな声でY教授の耳元でささやくと、
冗談好きなY教授は「ええっ、たったの五千円?」などと大きな声で怒鳴るのだった。
全部で4人いたかと思う。
もともとケネディのように顔色が茶色く、飲み過ぎで肝臓の悪かったY教授が、ひとりで全部払った。
その顔色は茶色いままで、青くなっていたかどうかはわからなかった。
オイラは生きた心地がしなかった。
けど、モドシはしなかった。もったいなくって。
「書籍が入りましたよ」
「あーそう、じゃぁそのうち行くね」
「料金は1冊五になります・・・」
「えー、五千円もするの?」
「ご冗談を。1冊5万円で、それが上・中・下ですので都合15万円ですね、もちろん外税で」
こんなことに、なっちゃったりして(恐)
PS:村上春樹氏は京都生まれらしいので、ありえるのかも。。