SBI証券(旧イートレード証券)はSBIホールディングスグループの証券会社です。200万を超える顧客口座を持ち、預かり資産、売上高でもネット証券でナンバーワンです。
SBIホールディングスはもともとソフトバンクグループですが、現在は独立しています。取り扱っている投資信託の数は最大規模であり、人気の高いノーロードや毎月分配型の投資信託も充実しています。
取扱本数1250本、ノーロード369件、毎月分配型456件
投資信託以外にFXや先物なども扱っています。幅広い投資商品に投資したい人にはオススメです。積み立てた投資信託を毎月、定額を解約することで現金として受け取れる投資信託定期売却サービスが始まりました。毎月分配型投資信託に代わる年金保管として注目されています。
取扱商品の多さではナンバーワンですが、使い勝手などがもう一歩という印象です。悪いことも書いてはいますが、よく使っている証券会社です。
◇専用ファンド
sbi専用ファンドが設定されており、SBI資産設計オープンはバランスがよく手数料も安く人気があります。
◇PCサイトの使い勝手
ポートフォリオでは、国内株式、国内債券、海外株式など、投資先カテゴリの割合を表示してくれる機能がないのが残念です。投資信託の詳細を表示するページではチャートは期間が1年間の分しか見れないので不便です。投資信託を検索するFサーチは操作性が良いです。
◇スマートフォン向けサイトの使い勝手
SBI証券は、スマートフォン用サイトが用意されていますが、スマートフォンサイトで取引可能なのは国内株式とFXとなっています。ポートフォリオも見れません。PC用サイトにアクセスすればiPhoneなどのスマートフォンからでも投資信託の売買、ポートフォリオの確認などができます。
◇積立投資
毎月、少額の投資信託を積み立てていく積立投資は、500円から可能となっており、SBI証券のほとんどの投資信託1110本が対象となります。投信積立代金の引落日は、毎月14日または27日)からの選択となります。
投信積立銀行引落サービス可能金融機関はメガバンクと主要な都市銀行など222から選択可能ですが、ネット銀行や、ゆうちょ銀行が未対応です。
◇預かり金の金利
SBI証券は、預かり金を自動的にMRFで運用するサービスを廃止しています。そのため、SBI証券に入金しても金利は全くつきません。 銀行と違い顧客管理は分別管理が義務付けられているので、資産を失うことはありません。
◇SBIハイブリット預金
SBI証券の取引に使える住信SBIネット銀行のSBIハイブリット預金は、大手銀行0.02%の5倍の金利0.1%があり人気です。金利が高いからと言ってリスクが高いわけではなく、銀行預金同様、元本保障されています。証券会社に口座を作ってもらうために金利をあげています。
金利が高いとは言え、所詮は0.1%です。100万円預けても1000円にしかなりません。銀行の200円に比べればマシですが。
これから投資して資産を大きく増やそうとしてている人にはあまり関係ないかもしれません。
デメリットとしては、銀行に資産を預けることになるため、銀行が破綻したときは全額保証ではなく、1000万円までの保証となります。
◇ポイントサービス
ポイントサービスがありSBI 投信マイレージサービスでは月額平均保有額に応じて毎月ポイントをもらえます。(1000万円未満は0.1%、1000万円以上は0.2%)
ポイントは現金、マイレージなどへのポイント変換、商品交換が可能です。
住信SBI銀行の場合、1ポイント0.85円、その他銀行は1ポイント0.8円で現金化できます。
https://sbipoint.jp/point/cashback
100万円分の投資信託を保有していると、年間1000ポイント、850円相当が付与されます。現金還元で比較しても楽天証券と比べて還元率が高いです。
◇外貨MMF
外貨MMFの購入は10米ドルから買付できますが、まず外貨を買う必要があり、最低1000米ドルからなので、1ドル100円としても10万円必要となり、不便です。