ぎっしーさんのブログ
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08.04.06 機械せくたぁ~
『工作機械大手、対米輸出価格上げ・円高で一斉に』
工作機械メーカー大手は円高・ドル安の進行を受け、米国向けの輸出価格を一斉に引き上げる。最大手のヤマザキマザックは4月から全製品で実施。森精機製作所やジェイテクトも1―8%の値上げを計画している。米国向けは日本の工作機械受注の7分の1を占め、最大の輸出先。各社は高い国際競争力を背景に値上げを打ち出し収益悪化を防ぐ。
ヤマザキマザックは4月受注分から値上げした。米国向けのほか、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などにドル建てで出荷している全製品が対象。値上げ幅は明らかにしていない。同社が米国向け価格を上げるのは9年ぶり。(6日付日経)
一方、4日付の日経夕刊『目からウロコの投資塾』では...
『今期業績を読む④機械 海外比率高く曲がり角』
好調だった機械・造船各社の業績が曲がり角にさしかかっています。最大の要因は円高です。世界的に競争力の強い機械・造船各社は海外売上高比率が高く、為替変動の影響を受けやすくなっているのです。造船や建設機械などは依然として世界的に需要が順調ですが、円高に資材価格の上昇が重なる厳しい環境になってきました。2009年3月期は減益になる企業も出てきそうです。
コマツと日立建機の建設大手2社は、今期も2ケタ増収を維持できそうです。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に端を発した住宅不振で北米は落ち込みが避けられませんが、資源開発や都市整備需要の旺盛な中国やロシア、中近東などの新興国向けは引き続き好調です。
ただ、足元の為替相場は1ドル=100円前後と同118円程度だった1年前より大幅な円高となっています。対ドルで1円の円高が進むとコマツは30億円程度、日立建機は10億円程度の減益要因になります。1ドル=90円半ばの円高水準が続くと、減益を余儀なくされる事態もありえます。
大手2社は資材高を販売価格に転嫁してコスト吸収する算段ですが、値上げが実現できるのは世界的に需要が伸びているからこそ。好調な新興国需要に陰りが見えるようなことがあれば事態は一変するでしょう。
この数年、世界的需要拡大で船舶が上昇し、採算が改善した造船業界はどうでしょうか。三菱重工業の造船部門の営業損益は04年3月期から4期連続で赤字でしたが、前期は40億円の黒字に転換したもようです。
ただ建機と同様に、造船業界も円高がマイナス作用になります。野村證券は先月、円高による業績の伸び悩みを勘案して造船・プラント業界の投資判断を「強気」から「中立」に引き下げました。三菱重の場合、国産小型ジェット機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の研究開発費が膨らむ事情もあり、今期の営業利益は横ばいにとどまりそうそうです。
プラント業界を見る上では各社のコスト管理に十分な注意が必要です。千代田化工建設の前期の営業利益は、前の期比76%減少したもよう。カタールのプラント工事で労働者の人件費が高騰するなどでコストが予想を大きく上回った結果です。IHIもプラント工事のコスト見積もりが甘く、前期の業績予想を下方修正しました。
資源高が続く中、原油の採掘施設などプラント需要そのものは世界的に伸びています。労働者が不足気味になり、賃金が跳ね上がる構図の中で、日揮は割高な賃金の派遣労働者を抑制するなど採算を重視し前期の営業利益が過去最高を更新したもようです。案件の中身に注意が必要なのは言うまでもないでしょう。
工作機械メーカー大手は円高・ドル安の進行を受け、米国向けの輸出価格を一斉に引き上げる。最大手のヤマザキマザックは4月から全製品で実施。森精機製作所やジェイテクトも1―8%の値上げを計画している。米国向けは日本の工作機械受注の7分の1を占め、最大の輸出先。各社は高い国際競争力を背景に値上げを打ち出し収益悪化を防ぐ。
ヤマザキマザックは4月受注分から値上げした。米国向けのほか、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などにドル建てで出荷している全製品が対象。値上げ幅は明らかにしていない。同社が米国向け価格を上げるのは9年ぶり。(6日付日経)
一方、4日付の日経夕刊『目からウロコの投資塾』では...
『今期業績を読む④機械 海外比率高く曲がり角』
好調だった機械・造船各社の業績が曲がり角にさしかかっています。最大の要因は円高です。世界的に競争力の強い機械・造船各社は海外売上高比率が高く、為替変動の影響を受けやすくなっているのです。造船や建設機械などは依然として世界的に需要が順調ですが、円高に資材価格の上昇が重なる厳しい環境になってきました。2009年3月期は減益になる企業も出てきそうです。
コマツと日立建機の建設大手2社は、今期も2ケタ増収を維持できそうです。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に端を発した住宅不振で北米は落ち込みが避けられませんが、資源開発や都市整備需要の旺盛な中国やロシア、中近東などの新興国向けは引き続き好調です。
ただ、足元の為替相場は1ドル=100円前後と同118円程度だった1年前より大幅な円高となっています。対ドルで1円の円高が進むとコマツは30億円程度、日立建機は10億円程度の減益要因になります。1ドル=90円半ばの円高水準が続くと、減益を余儀なくされる事態もありえます。
大手2社は資材高を販売価格に転嫁してコスト吸収する算段ですが、値上げが実現できるのは世界的に需要が伸びているからこそ。好調な新興国需要に陰りが見えるようなことがあれば事態は一変するでしょう。
この数年、世界的需要拡大で船舶が上昇し、採算が改善した造船業界はどうでしょうか。三菱重工業の造船部門の営業損益は04年3月期から4期連続で赤字でしたが、前期は40億円の黒字に転換したもようです。
ただ建機と同様に、造船業界も円高がマイナス作用になります。野村證券は先月、円高による業績の伸び悩みを勘案して造船・プラント業界の投資判断を「強気」から「中立」に引き下げました。三菱重の場合、国産小型ジェット機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の研究開発費が膨らむ事情もあり、今期の営業利益は横ばいにとどまりそうそうです。
プラント業界を見る上では各社のコスト管理に十分な注意が必要です。千代田化工建設の前期の営業利益は、前の期比76%減少したもよう。カタールのプラント工事で労働者の人件費が高騰するなどでコストが予想を大きく上回った結果です。IHIもプラント工事のコスト見積もりが甘く、前期の業績予想を下方修正しました。
資源高が続く中、原油の採掘施設などプラント需要そのものは世界的に伸びています。労働者が不足気味になり、賃金が跳ね上がる構図の中で、日揮は割高な賃金の派遣労働者を抑制するなど採算を重視し前期の営業利益が過去最高を更新したもようです。案件の中身に注意が必要なのは言うまでもないでしょう。
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>コマツの表現写真おもしろいですねぇー(笑)
本物の無人ダンプとかだと何億円とか必要ですが、トミカだと数百円で購入可ですよ。
為替の影響が北米系に売り上げ構成比が高い企業よりは、少ないと言えども、円高は厳しいですよね。でも、「コマツがやなねば誰がやる!」と思いたいですが。デビルマンのようなコメント失礼しました。
コマツの表現写真おもしろいですねぇー(笑)
為替の影響なしならがりがり買いたい会社なんですけどね。。。夏場になると
防災とかも注目されてくるからそこ期待したいですけどね
コマツはやはり北米需要とか
今後の成り行きも大切そうですね(^^ゞ
それ以上に新興国への需要も期待したいんだけどなぁ(^^ゞ