為替予想
2013年02月09日
白川総裁の辞任表明、イタリア、スペインの政局不安、ドラギECB総裁のユーロ高警戒発言でユーロは下落。大きく上下動した一週間だった。
白川総裁の辞任発言で日経平均はリーマンショック以降の高値を付けた。
1.37まで上昇したユーロに警戒感をあらわし、ドラギ発言が出て、1.34を割り込むまで下落。これを受けて日経平均は下落した。
ドル円 来週92.00~94.20円3カ月89.00~95.00円
ユーロ円来週123.50~126.00円3カ月120.00~130.00円(予想は金曜日の12:00)
フォレックス・ウィークリー
アナリスト・グループのレポート(週次更新)2013年2月8日(PDF 200KB)
[ニューヨーク 8日 ロイター] 8日終盤のニューヨーク外国為替市場では、円が
ドルとユーロに対して上昇した。麻生太郎財務相がこのところの急速な円の動きに言及し
たことで、今後任命される次期日銀総裁が積極的な緩和策を進められるのか疑問が浮上し
たことが背景。
麻生財務相は8日の衆議院予算委員会で、「為替がわれわれの意図しないぐらいに78
円とか79円とかだったのが、いきなり90円なんてことになったのだと思っている」と
発言。これを受け、6日の取引で対ユーロで2010年4月以来、対ドルで同年5月以来
の安値に下落していた円が買い戻された。
さらに、積極的な緩和策を支持する人物を次の日銀総裁に推す安倍晋三首相の意図に対
し、閣内、および財務官僚の中から反対の声が上がっているとのロイターの報道も、円買
いを後押しした。
市場では、円は向こう数週間は、次期日銀総裁人事に関するニュースに左右される可能
性が高いとの見方が出ている。