sドル安、株安が一服。市場に平穏な空気が漂っている…こんなときは、間違いなく株を売っておくべきだろう。
急激なドル安となった3月17日と18日、日経平均が12000円を割り込んだ。ドル建てで運用しているファンドはドル安→為替差益により運用益が高まった。そこで手元資産の確保を理由に、ドルベースで利益が出た株を換金売りしたのが背景にある。欧米系金融機関の貸し渋り(融資への慎重傾向),貸し剥がし(融資している資金の回収)は、依然として続いている。
このとき、ダウ平均は11000ドルを割らなかった。アメリカ発の世界的な景気後退期だけに、ダウ平均が11000ドルを下回らない状況では買い出動がしづらい。だから今回、私は株の新規購入を行っていない。…私はあくまでも、安全指向なのだ。
ところで、米格付け会社が 証券化商品(CDO/ABS)を大量に格下げした模様。4月中旬から下旬頃には、再びサブプライム問題が再燃しそうだ。
今は次の急落局面に備えて、とにかく"待ち"である。動かざる事山の如し。