雲の中上昇

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2013/01/14 - 映画ずきのしんちゃんさんの株式ブログ。タイトル:「雲の中上昇」 本文:三連休前の日経平均は、10801.57+148.93(+1.40) 日足では基準線、転換線の上、ボリンジャーはプラスσの上、週足では

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雲の中上昇

三連休前の日経平均は、10801.57+148.93(+1.40)  日足では基準線、転換線の上、ボリンジャーはプラスσの上、週足では 基準線、転換線の上、+2σの上。短期中期とも上昇基調だが、月足では雲の中。これから上下しつつ月足雲の上限 12647あるいは ボリンジャーのプラス2シグマ 13180 あたりをめどに上昇してゆくのではないかと期待される。参院選までは、安倍政権が政策をうってくるので、その期待で上げてゆく可能性が高いが、その後経済の実態がついてくるかどうかはまだ分からない。為替の動き次第では、9660あたりの雲の下限が下値のめどということになるだろう。
問題は、相場が基本的に安部政権の円安誘導政策への期待に頼っていることだ。円ドルチャートをみると、月足の一目均衡表の雲の下限が89円あたりにあるが、これをきちんと超えて雲の中に入ってゆける材料があるかどうか、が問われる局面になっている。月足のボリンジャーは+2σを超えてきていて、ややスピード違反ぎみでいつまでこの勢いが続くか、やや懸念がある。ファンダメンタルズから考えると、確かに、日本経済の国際収支の赤字の恒常化によって、かつてのような有事の円買の動きは乏しくなっているとおもわれる。このため、強い円高トレンド自体は終息したように考えられるが、安倍政権によるインフレ目標の設定などの金融緩和圧力が、どれほどの実効性があるのか、は未知数だ。財政出動による景気刺激策も、どれほどの効果があるか、定かではない。このように考えると、円ドルも株式も、月足の雲の上限を突破する力までは乏しそうである。
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