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現在に至るまでの株価

すでに述べたように、株価が突然倍になったりすることは極めてまれだ。ある一定期間の中で、少しずつ少しずつ動いていく。株価の変動にも流れがあるのだ。

その流れが、どのような流れで現在に至っているのかをきちんと認識する必要があるのだ。


サッカーでも野球でもテニスでも同じだ。ジリジリと押している期間もあれば押されている期間もある。巨人が勝つかどうか問われれば、逆に質問するであろう。今シーズン終了時に優勝するかどうかを聞いているのか、それとも今月の勝敗を聞いているのか、あるいは今日の試合の勝敗をきいているのかと。

今日の勝敗なら、既に試合がはじまっているならば、そこまでの流れをじっくり分析するのが最重要であると考えるであろう。たとえ巨人が負けていても、前半に10点取られていたものが後半、相手を抑えつつ点を重ね、1点差にまで詰め寄ってくれば巨人が勝つと判断するだろうし、同じ1点差であっても、投手戦の末、終盤に相手に点を取られれば今日は負けだと考えるだろう。

巨人や阪神に関するさまざまな情報が周りでささやかれていても、そこに至るまでの試合の流れ、つまり事実を尊重するのである。

同じように、シーズン通しての優勝の行方を占う(予想する)としたらどうだろうか。シーズン終盤であるならば、当然そこまでの流れをみるのではなかろうか。ただ、みる流れは先程とは明らかに違うことはわかるであろう。1試合1試合の全ての回を詳細に検討するのではなく、週ごとあるいは月ごとの勝敗を見るのではないだろうか。例え首位と2ゲーム差の2位であっても、ずっと首位を走り続けたものの、ここにきて負け試合が増えてきての2位なのか、一進一退でシーズン前半を終え、後半2勝1敗のペースで追い上げてきての2位なのかで判断は全く逆になるであろう。

株も同様である。確かに今後上がるか下がるかなどわからない。しかし、過去の流れをしっかり分析すれば、より上がる可能性の高い銘柄にのることは可能なのである。

高値から半分になった新興市場の株を、「安い!」といって買ったところで、流れが下落から上昇に転じていない株は、更に半分になることも珍しくない。

逆に急落した大手都市銀行株が、底値から倍になったところで利益確定をしても、そこから更に株価が倍になることもあるのだ。


つまり、自分が買おうとしている株式がどのような流れ(上昇・下落・保ち合い)にあるのか、その流れは急なのか緩いのか、流れはいつごろ変化したのかなど、我々が野球などの勝敗の行方を分析するのと同様に、しっかりチャート(株価の流れ)を分析する必要があるのである。

そして、株価の流れが変化したところ(転換点)をすばやくとらえて、そこではじめてリスクをとりながら株式を購入するのである。

その際に、その銘柄に関して、どのような情報が流れているのかは関係ないのである。

実際に流れが変化したと判断できる力強い買いの力がチャート上に現れれば、それはこの株を買いたいと思い実際に買ってくる、今までにはない投資家がそれだけ実在するという「事実」があるということなのである。
いくら秘密の情報や詳細な分析を元に売買しても、株価が上昇するという事実が我々にその情報を伝えてくれるのだ。

この講座では、この株価の流れをどのようにみればよいのかを、今後ひたすら記述する。いってみれば「天気図から明日の天気を予報する」とか「戦争における戦況分析法」のような内容と同じで「チャートから売買判断をおこなう」のような内容であるといえよう。
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