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第三者増資倍増(疑問)
「第三者増資倍増1兆5000億円に」「07年度、持ち合い広がる」(日経新聞31日朝刊)
3月24日の朝刊では「新株発行による資金調達額は半減し、5年ぶりの低水準。」との記事が載っていました。
それと合わせると「新株発行による資金調達額は半減し」「第三者増資倍増」したことになります。
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「第三者増資倍増1兆5000億円に」「07年度、持ち合い広がる」(日経新聞31日朝刊)
こんなことばかりすると嫌われて、よけい株価が下がる。
持合による防衛策が増えているのですね。
第三者増資は「不透明感」がありますね。
もっと、資本効率を上げる努力をして欲しいですね。
企業としては株価の維持のために安定株主を求めています。
しかし、機関投資家の売買におけるヘッジファンドの比率が上昇する中で、投機的売買が増えていることに対する上場企業経営者の懸念は深刻です。
先日の日記にも書きましたが、為替の変動だけで海外オペレーションをしっかり構築している企業も、していない企業も同じように売られるのでは、企業として適正な株価形成が市場で難しくなっているのも事実ですね。
「増資」は1株利益の低下につながりますから、それ以上の利益増が図れることが求められます。
結果的に株主の安定化が進まない市場においては企業としての調達時の資本コストが上昇してしまいます。一方で金利はなかなか上昇しません。そういった中では、債券を活用したほうが効率的ですし、新株を発行するにしても安定株主にした方が良いというのは算数的にも正しいことに生りますからね。