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個体能力発達論的視点
発達心理学: 個体として誕生した生体(乳児)が、完成した個体になるまでの成長過程を跡付ける学問。
発達的進化: 一定方向(完成された状態)へ向かう変化(非可逆変化)。(グローバルな全体が分化しつつ、段階的に統合化されてまとまりのある全体になっていくこと。)
観察の単位: 個体 - 発達 = 個体発生
個体の能力の発生的変化を見る。
遺伝・成熟説(背景にある)
学説: 個体能力は遺伝・成熟によってきまる
A: 個体間経験差は大きいが、その種に固有の一定した発達方向が存在する。
B: 経験(学習)の可能性や興味及び欲求の水準は、身体構造や諸機能の充実(成熟)の度合いに規定されている。
1. 新しい行動の発生時期が個体差を超えて当該的にほぼ一致。
2. 行動の出現に一定の順序性が存在する。
3. 隔離効果が解除後に比較的短時間で消失する。
4. 学習能率の高い時期が存在する。
5. 未熟児と完熟児の行動の発生を規定しているのは主に受胎年齢である。
6. 一卵性双生児の発達の様相が極めて類似している。
7. 異文化比較において、明らかな経験差にもかかわらず行動の発生時期がほぼ一定している。
知能検査の誕生
知能: 明確な定義がない。
知能の因子: 抽象的思考力、合理的思考力、記憶力、言語能力、空間認認知能力、新しい環境への適応力など。(学者によって重み付けの方法はさまざま。)
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