今月末の11/30に新規上場するジーンテクノサイエンス(4584)だが、同社は北海道大学発のバイオベンチャー。
社長は免疫生物研究所(4570)の元取締役であり、大株主の欄には免疫生物研究所の現社長名がある。
免疫は水曜日から突如急騰したが、目立ったIRもなく、どうやら材料としてはこのGTSに絡む思惑だったのかなと思う。
GTSは赤字バイオながら、富士製薬と持田製薬とともに2011年12月26日にガン対象の創薬「G-CSF」の製造販売承認の申請を行って、先日国内で承認されたとか。
また現在開発中の新薬として、ガンを対象とした「抗α9インテグリン抗体」がある。北海道大学の上出利光教授との共同研究で抗体を既に作製し、本抗体の独占的開発、製造・販売権を科研製薬に譲渡している。
今株式市場ではテラやカイオムなどのバイオ株が人気化し急騰していることもあり、ここも人気の矛先が向かうか注目している。
懸念事項は大株主欄に並ぶベンチャーキャピタル達。
免疫生物研究所の清藤社長の名前以外は上位10人中9つがベンチャーキャピタル。
また公募価格も下限の1200円で決定していることか。
さて主幹事の野村証券がどう出てくるか注目している。