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経団連会長がTPP参加に拘る本当の理由?

18日からカンボジアで開かれる東アジアサミットで野田佳彦首相が

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を表明するのは難しいとの認識を示したことについて

経済界から強い反発が出ている。

経団連の米倉弘昌会長は同日、福井市内のホテルで記者団に対し「本当にしゃくにさわる」と不快感を表明

・・・・・・・・・・・・

(以上は本日のサンケイニュースに掲載されたTPPに関わる記事の冒頭です)

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121113/biz12111316230012-n1.htm

 

それにしても米倉会長は何故「しゃくにさわる」などと

首相に対して敵意を表す様な言葉を使ってまでTPP参加に拘るのでしょう?

 

TPPに関してはメリットも有りますが、個人的には圧倒的にデメリットの方が多いと感じています。

その一つとして良く「食の安全」が保証出来なくなると言われます。

日本の農作物は農薬や除草剤などを極力使用せず、「食の安全」に関しては世界トップクラスですが

TPPに参加すると遺伝子組み換えの農作物がどんどん輸入されることになります。

 

ここで気になるのは、米国の大手企業であるモンサント社が「ラウンドアップ」という除草剤と同時に

除草剤に耐性を持った遺伝子組み換え作物の種子の世界展開を目論でいるらしいという噂です。

おまけにこの種子を使用して収穫した作物からは種子が採れないため

毎年同社から購入しなければならないのだそうです。


ところが、このモンサント社と住友化学が長期的な協力関係を結んだことから話がややこしくなります。

 http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20101020_3.pdf

つまり米倉会長がTPP参加に対執着する背景に自社の利害関係があるのではないかという噂が流れ

慌てて、同社はマスコミ報道を否定する発表を行いました。

 http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20111128_2.pdf

 

ところで、米倉会長で思い出されるのが、9月の訪中です。

日本人は大人しいのであまり騒ぎ立てませんでしたが

これが逆の立場であれば同氏は必ずや売国奴扱いされていたことでしょう。

 

果たしてあの時の米倉氏はひたすら経団連会長として中国に頭を下げたのか

それとも住友化学の社長という一面もあったのか?

全て邪推かも知れませんが、同社の中間決算を見ると何となく同氏の本音が見えるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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