11月9日、中国の韓長賦農業相は、土地や水、労働力の不足が今後10年間に深刻化するとして、同国の食料確保に懸念を示した。写真は北京で掲揚される同国旗。3月撮影(2012年 ロイター/David Gray) [拡大] 【北京 9日 ロイター】 中国の韓長賦農業相は9日、土地や水、労働力の不足が今後10年間に深刻化するとして、同国の食料確保に懸念を示した。
韓農業相は、共産党大会の会議で、「中国の農業分野の発展にとり、向こう5─10年が重要である。土地、水、労働力などの生産要因がひっ迫しつつある」と指摘。
「農作物生産は、自然のリスク、マーケットリスク、安全面のリスクなど、一段と深刻なリスクに直面しており、高い投資・コスト・価格という局面に入っている」と述べた。
この会議で、徐紹史国土資源相は、工業部門が取得する新規の土地の規模を制限する計画を明らかにし、不当に農地が奪われることがないよう目指す方針を示した。
2012/11/09 22:27