円が、80円を超える円安となる。先週の円安は、日銀の追加緩和期待によるものである。
日経平均が底堅いのも、それが原因であると考えられる。
日銀の追加緩和の有無は、神のみぞ知るところであるが、次の日銀の総裁人事が焦点になっているようなので、財務省主導の日銀総裁人事を避けるために、追加緩和する可能性があるとのことである。
今までの日銀総裁の言動から考えると、追加緩和はなさそうである。もともと、量的緩和はしても無駄と言っているのだから、日銀総裁の人事で、主義主張を変えるというのも、おかしなところである。
しかしながら、人間というものは、利益を目の前にすれば、変わるものである。
来週の火曜日が楽しみである。円を買うとすれば、日銀の政策発表ののちでよいと考えている。株も同様である。おそらく、下方修正ラッシュとなるだろうから、売りたい放題である。日経平均を狙うよりも、個別銘柄で、買戻しが入っているものを狙いたいところである。
来週のビックイベントは、10月30日の日銀の政策発表である。総裁再選を狙い、主義主張を変え、なりふりかまわずに、緩和に走るかどうか乞うご期待である。
後は、アメリカの10月の失業率がどうなっているかにより、ドルの強弱が、決まるので、ここも注意が必要である。
<為替相場>
ドル円 77.80~81.20
ユーロ円 101.20~105.20
ユーロドル 1.2820~1.3120
ユーロは生煮え状態である。スペインの援助要請が、まだ、なされていないためである。スペインは、カタルーニャ州の独立も絡んでくる状態であるので、援助要請の時期が、かなり難しいのだろうと考えられる。11月には、カタルーニャ州の選挙もあるので、援助要請があるとすれば、年明け、そうそうというところか?
日銀の追加緩和もあるので、週の前半は、円安方向に振れ、緩和があれば、木曜ぐらいまでは、円安か?
11月のアメリカの大統領選挙。1月の財政の崖。問題が山積みになっているので、短期での取引を中心に考えたほうがいいかもしれない。
<株式相場>
日経平均 8550~9150
こちらも日銀次第であると考えている。そろそろ、年末から年明けにかけての、上げ上げ相場に発展しそうであるが、アメリカの財政の崖があるので、注意が必要である。
割安銘柄で、上げていないのを探し、しばらく、抱いておくのも手かもしれない。
アメリカの財政の崖が、かたづけば、来年、日経平均10000もある可能性もあるので、そろそろ、一段安で、買ってもよいかもしれないと考えている。
10月27日に、イノシシを見た。驚いた。とっても驚いた。以上!