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タカラバイオがんばれ!!笑
山中氏にノーベル賞 プロが注目するiPS関連銘柄
公開日時
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2012/10/9 10:57 (2012/10/9 11:50更新)
世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学教授の山中伸弥氏が8日、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。9日の東京株式市場ではiPS細胞の作製を受託しているタカラバイオが買い気配で始まるなど関連銘柄の売買が活発になっている。今後の注目点やバイオ関連株の動向を専門家に聞いた。
いちよし経済研究所首席研究員 山崎清一氏
iPS細胞は治療への応用にまだ時間がかかるため、当面は臨床に向けた基礎研究でどう事業展開していくかが注目されるだろう。例えばタカラバイオではiPS細胞の作製に使う試薬の販売や作製受託サービスを手掛けている。
臨床面で安全性や品質に課題を残すiPS細胞の品質管理を支える技術開発も重要性が高まるだろう。この分野ではプレシジョン・システム・サイエンスが京大とiPSの品質評価で提携している。治療では理化学研究所と協力して皮膚などの再生医療を手掛けるジャパン・ティッシュ・エンジニアリングが老化で視力が悪化する加齢性黄斑変性症で臨床研究を進めている。
ニコンが映像技術を活用してiPS細胞を診断する装置の開発に乗り出すなど、大企業の参入も広がってきた。技術の進展をさらに後押しするだろう。国からの資金支援が受けやすくなる可能性もある。
日本では2000年代の前半にバイオ・ベンチャーへの注目が集まったが、その際はブームで終わってしまった。ただ最近は実力のある企業が増えている。かつては赤字が当然と思われていたバイオ・ベンチャーの中にも、実際にがん治療医薬を開発するオンコセラピー・サイエンスのように黒字化を達成したり、独自開発した医療材で上場した初年度から黒字となったスリー・ディー・マトリックスなどが好例だ。
こうしたバイオベンチャーの成功例や大手メーカーの参入で、再びバイオ関連に投資家の関心が向かいつつある。今回の山中氏のノーベル賞受賞が起爆剤になり、アジアの中でも知財を多く保有し、競争力のあるバイオ関連株の見直し機運が一段と高まりそうだ。
以上、日経(ネット)より