さて今回はいくつかの投資対象に分散して投資する、
分散型のバランスファンドについて探ってみようと思います。
なぜバランスファンド?
それはアセットアロケーションが有効な投資方法の一つだからです。
それではアセットアロケーションとリバランスについて説明を。
え、知っているから無用だって?
いやいや、知らないから説明しろって?
では知っている方は説明ゾーンを飛ばしてお読みください。
いや、そもそもこのコラムを読む必要もないですけれど
-------キリトリ線・説明ゾーンここから↓-----------------------------
アセット アロケーションとは、資産分配。
「どんな種類の資産をどれぐらいの比率にして分配させるか?」
という資産運用の一つです。
よく似た言葉に、ポートフォリオがありますが、
こちらは投資家が所有する資産の一覧の意味であり、
資産運用と言うよりも、『過去に行った投資による現在の結果』と言えるでしょう。
つまりポートフォリオは
今の資産は何と何があり、
それぞれいくら(もしくは何割)持っているかの表や円グラフなどを指します。
アセットアロケーションは
この資産に何割、こちらに何割と決めて、
その目標に向けて(又は維持して)投資を行うという行動や方法を指します。
さて、もう一つのキーワード、リバランス。
これは、資産の再配分、調整を指します。
相場は変動します。
目標のアセットアロケーション通りの比率で各資産に投資しても、
相場の動きにより比率が崩れます。
そこで、大きくなった分野の資産を売り、小さくなった分野を買い増し、
元の比率に戻すのがリバランスです。
(上の図を参照)
-------キリトリ線・説明ゾーンここまで↑-----------------------------
(皆さんがディスプレーにハサミを入れていない事を信じつつ…)
ではなぜアセットアロケーションを決め、
リバランスをして各分野の比率を保とうとするのでしょうか?
それは、個々のリスク(変動)を逆手にとって、
全体としての安定やリターンを得るためです。
アセットアロケーションで運用された個々の資産を見ると、
それが上昇したら、利食い。
逆に下落したら買い増しをします。
そしてまた上昇に転じたら利食いができる。
…この様に、個々の資産でリターンを追求しています。
そして全体としては分散投資と
各資産の比率を定めることで安定を図っています。
事前にアセットアロケーションを決め、リバランスを行ったパターンと、
当初の投資比率は上と同じで、何もしないで放置(リバランスなし)のパターンでは、
前者の方が成績が良くなります。
しかし、これには注意事項もあります。
長くなったので次回のコラムに。
あぁ~、今回も長くなってしまった(汗)