騰がりすぎた商品市場の逆流が始まった。
原油は一時1バレル=111ドル台の史上最高値から、3/20には1バレル=101・84ドルに。金は一時1トロイ・オンス=1000ドルを超えたが、急落して3/20現在920・00ドルと、約1か月ぶりの安値水準まで下落している。資源価格高騰で沸いた資源国=ロシア、ブラジル、オーストラリア、カナダ等は当然、影響を受けるだろう。
果たして、マネーは次にどこへ向かうのか?…私はどこにも向かわないと思う。欧米系金融機関の貸し渋りにより、ヘッジファンドは資金を引き上げざるをえない状況に陥っているのではないか?
それでも、ヘッジファンドは利益を得ることが求められる。限られた資金で、どんな勝負を打ってくるのだろうか?
ドルが下がれば金が上がるのが定石だが、金が下がったとき、ドルはどうなる?…やはり、上がることになるのか。