生命保険会社が契約者に約束する運用利回り(予定利率)の目安としている「標準利率」が来年4月以降引き下げられるようです。
予定利率の引き下げは保険料の値上がりとなるそうです。
長期にわたって低金利が続いていることが背景で、生保各社は保険料値上げの方向で具体的な検討を始めたようです。
標準利率は、毎年9月を基準に新発10年国債の過去3年間の平均利回りなどを基に金融庁が算出するそうです。
4日にあった国債の入札結果を受け、2001年以来、12年ぶりとなる標準利率の引き下げが固まったようです。
金融庁は10月に来年4月以降の標準利率について現行の年1.5%から1.0%への引き下げを決めるようです。
標準利率が下がると、生保各社は将来の保険金支払いに備えた毎年の積立金を増やすことが定められており、積立金を増やす原資を確保するためにも値上げが選択肢となるそうです。
生命保険をかける人にとっては出費増となりますが、その分生保の身入りとなりますね。