中期の投資に必要な戦略

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

MDRさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ28件目 / 全339件次へ »
ブログ

中期の投資に必要な戦略

MDRの芝一樹です。
前回は数日程度の短期トレーディングで必要とされる情報について解説しました。今回は数週間から数ヶ月程度の中期トレーディングで必要とされる情報について解説したいと思います。
短期のトレーディングでは「特定の相場状況下では人間が似たような反応をする傾向がある」という特性を利用して仕掛けそのものに優位性を持たせ、その優位性を生かすために短時間での手仕舞いを行うことになります。どちらかというと短期投資という投資期間が先に来るのではなく、トレーディング手法の性格上短期投資にならざるを得ないと言えるでしょう。しかし、中期投資ではその名前の通り短期間での手仕舞いをしないため、仕掛けにいくら優位性を持たせてもそれを存分に発揮することができません(仕掛けから手仕舞いの時間が長ければ長いほど、仕掛けの統計的な優位性は失われます)。
仕掛けで優位性を出せない以上は手仕舞いで優位性を出す投資を行う必要があります。中期投資では手仕舞いの戦略に重きを置く必要があるのです。つまり、昔からの相場格言にあるとおり、「損切りは早く利食いは遅く」という投資を行わなければなりません。
これを実現するにはストップを厳しい位置におき、利益が出ているポジションはなるべく長く保有するようにする必要があります。利益が出ているポジションと一口に言っても、そのポジションは最終的にどこまで利益が伸びるか分かりませんし、どのくらいの期間で最大になるかは分かりません。このため、利益率や時間で手仕舞いをするのではなく(この手法はある意味で利益の制限となります)、トレーリングストップを活用することになります。
ただし、このような手仕舞い戦略を使うと1ポジションの勝率は著しく低下する傾向があります。これは、損切りを厳しくすると勝率が下がるという相関関係があるためです。これを少しでも緩和するために、仕掛けはなるべく順張りで入る方が良いでしょう。言い換えれば、自分にとって有利に動き始めたのを確認してからポジションを建てるということです。こうすることによって厳しいストップを置いてもある程度の勝率を出すことができるようになります(とは言っても50%はほぼ確実に下回りますが)。
また、1ポジションの保有期間が長くなればなるほどリスクは高くなる傾向にありますので、ポジションサイジングでもリスクを低減するような仕組みが必要です。基本的には寄り細かく分散させると言うことになるのですが、このためには豊富な資金量が必要となります。このため、中期投資を始めるには最低でも数百万円程度の資金が必要だと考えておいた方が良いでしょう。
次回は長期投資で必要とされる情報についてまとめてみたいと思います。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。

ネット証券比較

みんかぶおすすめ