シャープが提携先の鴻海精密工業に、海外の工場や設備の売却を検討しているようです。
鴻海との契約の見直しで、大幅に減る可能性がある出資を穴埋めするとともに、資本業務提携を強化する狙いがあるようです。
シャープは10日、鴻海との資本業務提携について「実効あるものとするために、さまざまな協議を進めている」とコメントしたそうです。
鴻海は1株550円で約670億円をシャープ本体に出資する契約を3月に結びましたが、株価急落を理由に両社で現状の水準に合わせた出資額の見直しについて協議を進めているそうです。
両社は生産・販売でも協業を進め、すでに液晶パネルを製造する堺工場は7月から共同運営化し、鴻海もパネルを購入してテレビの生産を始めており、さらに、北米や欧州などの液晶テレビの生産工場や設備の一部を鴻海に売却することで、鴻海が効率よく生産できるようにすることを検討しているそうです。
鴻海にいいところをどんどん持っていかれそうですね。