2012/05/28 20:14
DJ-ゴンザレスパラモECB専務理事：スペイン国債利回り、6％は高すぎ
マドリード（ダウ・ジョーンズ）欧州中央銀行（ECB）のゴンザレスパラモ専務理事は、スペイン経済の多様性と潜在成長力を考慮すれば、6％ないしそれ以上という同国の10年債利回りは高すぎるとの見解を示している。スペイン通信（EFE）が28日報じた。
スペイン10年債利回りは28日の寄り付きで、前週末終値と同じ6.29％だった。
31日でECB専務理事の任期を終えるゴンザレスパラモ専務理事は、スペイン国債の利回り上昇は投機筋のせいではなく、より大きな理由があると指摘。スペインよりも規模が大きく流動性に富む債券市場を持つイタリアも、借り入れコストの上昇に苦しんでいると述べた。
金融市場はスペインとイタリアに経済改革の継続を求めており、その実現を市場が認めれば、利回りは低下し始めるはずだと続けた。
スペインのラホイ首相が最近、ECBはユーロ圏債務危機の緩和を手助けするため介入するべきだと求めたことについて問われると、ECBの独立性に疑問を生じさせることのないよう、政治家はECBの行動に関する発言を控えるべきだ、と注意を促した。
市場の判断は長期国債は6,441％だけど？？？
