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市場は底を打ったのか

昨日の日経平均はやや反発しましたが、9,000円を割り込んで以降は市場全体に重苦しい空気が満ちています。
先週後半に市場の危機感を高めたスペインとイタリアの国債利回りも若干落ちてきており(それでもまだまだ恐ろしく高い水準であることに変わりはないのですが)、市場の関心事はギリシアがユーロを離脱することになるのか否か、ということに収束しつつあります。事実かどうかは別にして、印刷会社がドラクマ(ユーロ加入前のギリシアの通貨)の印刷準備を始めたという報道も出ていました。もし本当にギリシアがユーロから離脱すると、ギリシア通貨の暴落、それに伴うデフォルトの嵐(国としてのギリシアや、その中の各民間企業はユーロで借金をしているため、大暴落したギリシアの通貨ではこのユーロ建ての債務を返済することはできないはずです)によってギリシア本体はもちろん、ギリシアに対して債権を持つ金融機関が危機にさらされることになります。
より詳しくはこちらのサイトをご覧になってみてください( http://blog.seesaa.jp/tb/270725367 「ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話」さま)
これを受けて日本の株がどのように動くか、というところが投資家の皆さんの関心事かとは思いますが、残念ながらそれはわかりません。普通に考えればユーロ離脱の瞬間に大暴落、という流れになると思うのですが、おそらく何の前触れもなくそんなことは起きないはずで、そのときが近づいてくれば様々な兆候が出てくるはずです(もしかしたら先のドラクマ印刷準備開始、というのがそれかも知れません)。株式市場は当然この材料を見て先々のことを織り込みながら推移していきます。このため、ギリシアのユーロ離脱が確定したときに市場がこれを織り込み済みであれば、逆に上昇するという可能性もあるでしょう。確実に未来のわかる人はいないのです。
ただ、テクニカル的に見ると日本市場の割安感はかなり高く、特に1月からの上昇に乗れなかった人の中にはここで買いたいと考えている人も多いのではないでしょうか。確かに転換点を狙うタイプのトレーディングプランはそろそろ買いのシグナルが出ているものも多いはずです。
とはいえ、リーマンショックの時のように大きすぎる下落になった場合には損失を出してしまう可能性もありますので、買いのポジションを建てる場合にも、売りのポジションを建てる場合にも、市場が自分にとって不利な方向に動き始めたときにどうするか、どこまでのリスクを許容するかはしっかりと決めて相場に臨んでください。
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