負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望74

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負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望74

ギリシャの再選挙決定に、ユーロじり安。週末、円は日銀の金融政策据え置き観測で、円高に振れる。急進左派連合が議席を伸ばしたことで、ギリシャが、ユーロ圏を離脱する確率が高まったということらしいが、実際、ギリシャ人の大多数は、ユーロ圏に残留することを望んでおり、再選挙で急進左派連合が、これ以上勢力を拡大させる可能性は小さいのではないかと考えている。

急進左派連合が選挙で、議席を伸ばしたことで、ギリシャ国民は、銀行から、預金を引き出しているようである。

急進左派連合に票をいれるということは、ギリシャがユーロから離脱するかもしれないということである。

ギリシャ人の、ユーロ圏に、残留したいが、引き締め政策を拒否するということは、まったく、矛盾に満ちたことである。

ギリシャは、観光の国である。観光は、内需と言っている者もいるが、外国から客を呼び込めば、外需になる。一層のこと、ドラクマに戻れば、対外通貨にたいして、ドラクマが、暴落するのは目に見えているので、観光客を呼び込めるかもしれない。

もともと、ギリシャは、ろくな産業はなく、人口の一割が、公務員であったのである。つまり、異常な、政府支出の上に成り立っていた経済であり、ある意味、恒常的な、財政出動により、景気が下支えされていたのである。

景気が悪いから引き締め策に批判が出ているのであるが、引き締め策により、景気が悪化しているのではない。もともと、景気が悪い状態が、恒常的に続いており、それを下支えするために、産業の育成などもなされていない状態で、公務員という形で、雇用を確保することにより、景気を下支えしていたのである。

それはさておき、ギリシャの再選挙は、617日に決定ということである。それまでのあいだ、ギリシャの政党支持率により、相場が動きそうである。

610日が再選挙と考えていたので、6月第一週が、底入れになると考えていたが、ギリシャの急進左派連合の支持率により、相場の底入れが影響しそうである。選挙の結果の予測によるだろう。予想が難しいとなれば、底入れは、615日か?(あるいは、この日に深押しがあり、月曜に、戻す可能性もある)。

5月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数の予想に反しての悪化。欧州の引き締め政策による中国経済の下振れ懸念。相場が下落し始めると、悪材料が、どこからともなく湧き出してき、世界経済崩壊懸念の総悲観になる。誰かの犠牲がなければ、相場は成立しない。みんなが、株などで、勝っている状態は、単に、利益が実現していない状態である。売れば下がるのである。当然のことである。

<為替相場>

ドル円    78.2080.50

ユーロ円   98.20103.50

ユーロドル  1.26001.3050

ユーロだけでなく、ドルが問題になってきている。5月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数のマイナスへの落ち込みから考えて、FRBの追加緩和の可能性が出てきたと考えていいだろう。となれば、ユーロの一方的な下落には、なりがたいだろう。ユーロが下落しないからと言って、ユーロが安全ということでなく、単に、ドルの市場に出回る量が増えるというだけである。5月の景気指数である522日のリッチモンドと525日のミシガンに、注意するする必要があるだろう。

ユーロがだめで、ドルがじゃぶじゃぶ、そうなれば、答えはひとつ、円高である。

しかしながら、円は、覆面介入みえみえである。

ウシ象の持つ口座は、元の取引が可能になったので、ためしに、買ってみても面白いかもと考えている(中国は、景気減速懸念があるので、注意であるけれども)。

523日英中銀の議事録があるので、ポンドが動くかも。

<株式相場>

日経平均    82009000

シャープは空売りのままにしている。しかしながら、そろそろ、買戻しが、ちょくちょく入りそうである。

金曜日、円が暴騰したので、月曜は下げると考えているが、円の動きに注意というところである(ギリシャの引き締め派が、支持率を盛り返しているので、ユーロが戻す可能性あり)。

 

先週の補足

先週、チャートについて書いたと思うが、その時に、山と谷と書いたが、この山と谷とが、なぜ、チャート上で描かれるのかについて書くのを忘れてしまった。

それは、指標などにより、一時的に、ポジションの偏りが生じるためであると、ウシ象は考えている。

 

最近、リラクというマッサージのチェーン店が増えている。一度、行ってみようかと思い、2ちゃんで、評判を見てみると、かなり、むちゃくちゃな書かれようである。行くのを、取りやめにした。それはさておき、その中に、つぶれたコンビニ(最近多い。おそらく、脱サラなどで、はじめてみたが、思ったほど、実入りが、よくなかったのであろう)のあとで、商売している云々とあった。

居抜きで借りることで、開店資金を抑えているのであろう。コンビニの店舗に、ベッドを並べれば、開業できるので、かなり安く始めることができるかもしれない(ブックオフもこのやり方で店舗を増やしていたな)。

これといって、どうということではないのであるが、2ちゃんに、コンビニの後に入っても、客が来ないとかなんとか書いていたので、気になって書いてみただけである。

開業資金を抑えることができれば、儲けがでる限界点が、低くなるので、結構儲かるのでは、と考えているが、やはり、客の入りに影響されるのは、間違いないことである。

あるいは、コンビニの経営者が、鞍替えしているのか?

まあ、どうでもよいことなのだけれども・・・・・。

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6件のコメントがあります
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    モウ山 ウシ象さん
    2012/6/11 01:44

    リーマンの記憶が、まだ生々しいので、何とか手を打とうするでしょう。

    金融危機=実体経済の崩壊ではなく、金融と実体経済とが、大きく切り離されているところに、注目する必要があるのではないかと考えています。

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    鬼瓦 厳蔵さん
    2012/6/4 21:32

    勉強になりますm(_ _)m

     

    最近のユーロは難しいのでやられは仕方ない部分が大きそうな気がします。

    スペインは相当やばいのですね。

    欧州情勢に詳しい方が、

    スペインは問題外とおっしゃっていたのを思いだしました。

    欧州初の金融経済危機は世界恐慌までいくでしょうか?^^;

  • イメージ

    今回は、やられました。

    いったん、1.2600あたりまで噴いたときに、利益確定していればよかったのですが、1.2450まで、判断に迷いました。

    スペインは、難しいと思います。おそらく、他国の支援が必要となるでしょう。

    イタリヤは、実際、そこまで心配する必要はないのではないかと考えています。

    実際、スペインは、不動産バブルの崩壊から、今まで、何ら有効な手立てを打っていないのではないでしょうか?

     

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    鬼瓦 厳蔵さん
    2012/5/29 03:16

    ユーロ買いのお話面白いですね。

    たしかに1.25から戻りを試す展開になるか、

    個人的にはスペイン、中国、米国債、絡みでまだ下があるようにも思えます。

     

    スペイン、イタリアは今しばらく持ちそうなのですね。

    スペイン、イタリア、は経済を自力で立て直せる可能性は高いでしょうか?

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    モウ山 ウシ象さん
    2012/5/28 01:05

    コメントが遅れました。

    今回の下落は、ギリシャがらみの仕掛けと考えています。

    ユーロのここからの下落は難しいのではないかと考えています。

    スペインが死に体なのは、あの高い失業率を見ても、以前から言われていたことですし、イタリアの財政は、たしかに、悪いのでしょうし、よく言われるように、売り物になる産業がない。結果として、失業者の吸収させることができないのも確かでしょうが、今しばらくは持つでしょう。

    ウシ象は、このあたりで、いったん戻してくる可能性があると考えています。

    一応、少しだけユーロ買いをしています(ただし、1.2000あたりまでの下落があるかもしれないので、ロスカットを1.2400あたりに入れています。少し、損が出ていますが、このまましばらく放置しておくつもりです)。

    ギリシャは、ユーロを捨て、ドラクマに通貨を戻したところで、どこからも資金が調達できなくなるでしょう(踏み倒すことになるので)。

    ギリシャの離脱があるとすれば、ギリシャが、以前の取り決めを反故にし、ユーロから追い出されるというシナリオぐらいでしょう。

    銀行などへの救済策が整えば、それを理由に、ギリシャを厄介払いしたほうが、あるいは、世界経済にとって良い結果をもたらすかもしれませんね(幾分かの資金を低利子で借款してやるぐらいの熨斗を付けて)。

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    鬼瓦 厳蔵さん
    2012/5/25 21:21

    お久しぶりです^^7

     

    ここの所テクニカル分析の勉強に没頭していて、

    モウ山先生のブログを読み逃してしまいました。orz

     

    株も為替も面白くなってきましたね♪

    EFSFはこれ以上拡充されない気がしますし、

    ギリシャが首の皮一枚で生き残っても、

    スペインとイタリアの財政危機で救済資金が足りなくなり、

    再度ユーロは大きく下げるとイメージしています。

     

    モウ山先生はギリシャ選挙後のユーロをどのように見ておられますか?

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