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中期売買プランの手仕舞い戦略

MDRの芝一樹です。
前回は中期売買プランでトレーリングストップを利用することの有効性について解説しました。しかし同時に、例えば一律-10%、というような位置にストップを置いて利用するのは非効率であるということもお伝えしています。今回はストップ位置をどのように設定すれば良いかをお伝えしたいと思います。
トレーリングストップを一律同じ位置に設定することによる問題は、トレンドの継続中に手仕舞いしてしまう危険性があることです。中期売買プランではどうしても勝率を上げることが難しいため、勝ちポジションではトレンドの最後まで残って利益を搾り取る必要があります。しかし、トレーリングストップのストップ位置の設定を間違ってしまうと、トレンドの途中で市場から振り落とされ、最大の利益を得ることができなくなってしまうのです。
なぜこのようなことが起きるかというと、一律のストップ幅では市場の「ノイズ」を考えに入れることができないからです。市場のノイズとは、この場合トレンド中に発生する細かな上下動のことを意味します。トレンドは上昇か下落の方向に一定の割合で継続的な価格推移が発生し続けている状態の事を指します。しかし、この価格推移は常に一定ではなく、例えば上昇トレンドの中にも細かな上昇と下落両方の動きが含まれていて、それらを繰り返しながら全体として上昇の方向に推移していくものなのです。常に相場を見ている方にとっては当たり前のことですね。
中期トレーディングではトレンドそのものを投資対象とし、そのトレンドのはじめで仕掛けて終わりで手仕舞うというのが理想的な取引となります。つまり、トレンドの中ではどんな価格推移をしていようとも関係なく、トレンドの下値から上値までの全体的な推移以外はノイズでしかないのです。
例えば一律で-10%の位置にトレーリングストップを設定した場合、ボラティリティが現在価格比で5%のトレンドを作って推移している場合は問題ないのですが、ボラティリティが20%あるようなトレンドでは(上下に20%ずつの変動を繰り返しながら上昇トレンドを形成しているということ)、-10%のトレーリングストップではすぐにノイズに引っかかって手仕舞いをしてしまうことになり、中期取引の強みを生かした取引を行うことができません。
次回は具体的にどのような指標を使うと効果的なトレーリングストップを設定できるのかについて解説したいと思います。
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