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天皇・皇后 両陛下が火葬を希望
天皇・皇后の火葬を検討 宮内庁、両陛下が希望
宮内庁の羽毛田信吾はけた・しんご長官は26日、天皇、皇后両陛下が逝去された際は、江戸時代から続く土葬ではなく、両陛下が望む火葬にする方向で検討を進めると発表した。宮内庁は同じ陵りょう(墓)にお二人を合葬することも視野に、陵の規模や形式、葬送に伴う諸儀式の在り方も併せて考えたいとしている。
羽毛田長官は「葬送の在り方は以前からの懸案だった。心臓のバイパス手術を受けた陛下の回復を待ち、今回の発表になった」と話した。今後1年をめどに検討する。
宮内庁によると、現代の日本社会で火葬が普及し、江戸時代より前は多くの天皇、皇后が火葬されていたことから、両陛下は自分たちも火葬が望ましいと考え、羽毛田長官に意向を伝えていた。さらに、葬送全体が国民生活に極力影響が少ないものになるよう望んでいるという。
ただ、どこで火葬をするのか、諸儀式の場所や内容をどうするのかなどが大きな課題となる。
天皇の葬送は、江戸時代初期の後光明天皇から昭和天皇まで土葬が続き、天皇と皇后は別々の陵に葬られるのが通例。
大正時代に制定された皇室喪儀令は、天皇や皇族の葬送について土葬を前提としていたが、1947年に廃止され、現在は明確な規定はない。秩父宮、高松宮ら戦後亡くなった皇族は火葬されている。
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