DRAGON'さんのブログ
欧州の緊縮疲れ表面化、フランスもオランダも波乱含み
サルコジはなぁ…。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2XTN26KLVR601.html
”欧州ではドイツのメルケル首相が推進する緊縮財政政策への反動が強まってきた。
フランスでは盟友サルコジ大統領が、次期大統領を選ぶ第1回投票で対立候補に敗れ再選が危ぶまれる。通常は財政規律意識の高いオランダでさえ、追加歳出削減への反発がルッテ首相の少数連立内閣の早期崩壊につながる見込みだ。
総選挙を控えたギリシャに加えて欧州の中核国でも緊縮への不満が高まってきたことは、ドイツが提唱し推進する危機解決策への疑問をあらためて浮上させる。
ベルギー元首相のフェルホフスタット欧州議員はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、 「われわれは財政規律の路線を敷いた。これは良いことで続けなければならないが、第2の路線、つまり成長・結束・投資の路線がどうしても必要だ」と語った。
市場ではユーロが下落、オランダやベルギー、スペイン、イタリア債からドイツ国債へと資金が逃避した。危機への対応で欧州の足並みがそろわなくなるとの懸念が強まった。
さらに、この日発表されたユーロ圏の4月の総合景気指数が予想以上の活動縮小を示し、緊縮財政への傾倒がユーロ圏経済をリセッション(景気後退)へ追いやっていることが示唆された。
一方、欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)のこの日の発表によれば、ユーロ圏17カ国の政府債務は2011年に合計で8兆2000億ユーロとユーロ導入後の最大に膨らみ、緊縮財政支持派の論拠となった。
メルケル首相は債務圧縮こそが経済立て直しへの道だとして譲らない。みずほインターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、リッカルド・バルビエリ氏はリポートで、「妥協の余地はあまり大きくないように思われる」として、「ドイツはその赤字の低さと財政規律徹底の厳格なメカニズムでユーロ圏での孤立をますます深めているようだ」と指摘した。”
ある人にとって正しい事が別の人に正しいとは限らない。国家もそれと同じって事ですかねぇ。
まぁEUは船頭が多すぎます。いずれ追放や自己的に脱退する国家が出ても不思議ではないと思うのですが…。